• ポイントキャンペーン

ハヤカワSFシリーズ
ストリンガーの沈黙

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 346p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784152086785
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

ブラックホール・カーリーの周囲に建造された人工降着円盤は、巨大なエネルギー転送システムとして太陽系社会を変革した。それから数十年が経過した西暦2181年、宇宙空間に適応したAADDの人間たちと地球側との対立は発火点を迎えようとしていた。地球艦隊の武力侵攻が噂されるなか、AADDの伝説的メンバーであるアグネスは天王星軌道上の人工降着円盤へと向かう。システム全体を崩壊させかねない異常振動の原因を解明するためだった。一方、太陽系辺境の観測施設シャンタク2世号では、AADDのウスールらが、未知の知性体ストリンガーとの交信を模索していた。相克と邂逅の果てに、人類社会を待ち受ける運命とは?―連作集『ウロボロスの波動』に続くシリーズ最新長篇。

著者等紹介

林譲治[ハヤシジョウジ]
1962年北海道生まれ。臨床検査技師を経て、1995年『大日本帝国欧州電撃作戦』(共著)で作家デビュー。『焦熱の波涛』シリーズ、『兵隊元帥欧州戦記』シリーズなど、確かな歴史観に裏打ちされた架空戦記小説で人気を集める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

k16

13
AADDシリーズ2作目。 AADの不安定と地球人類による武力侵攻と未知の知性体との接触。 前作読んでから間があいたのでキャラ設定の記憶が薄かったけど問題なし。 AAD不安定に関しての切り分け過程は興味深く読んだ。2021/08/19

ひさか

5
2005年11月ハヤカワSFシリーズJコレクション。書下ろし。シリーズ2作目。ファーストコンタクトと地球圏との闘争も興味深いが、何と言っても、AADの異常を解き明かしていく過程が、興味深く面白かった。ラストで、明らかにされる原因は、感動ものでした。2018/01/07

ろびん

3
対地球で盛り上がり切ってしまって、三章のファーストコンタクトはだらだらと読んでしまった……。2018/09/08

渡辺

2
シリーズの方がじっくり書き込める分よいですね。姐御の出番が少ないのが残念。 未知の異星人とコミュニケーションを取るのに猫が貢献します。2017/04/08

ぽんすけ

1
AADDシリーズの二作目。主軸となるのは未知の知的生命体との接触と、AADD征服を目論む地球圏との対立。二つの件は全く異なるようでいて、実は生命体における普遍的な行為とはどこまでなのか?を追求した作品。同じ人類でありながらもはや異質な存在となりつつある地球圏とAADD。全く異なる科学的思考を持つストリンガーと人類。異質なものとの接触により生命体はどう思考体系を変質させていくかが書かれているようだった。他者を理解するために自己の思考を変化させていく柔軟性こそが未来へと人類を進化させていくのか。☆5 2020/08/23

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/466066
  • ご注意事項