Hayakawa novels
ダブルプレー

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  • サイズ B6判/ページ数 299p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784152086181
  • NDC分類 933
  • Cコード C0097

内容説明

第二次大戦で身も心も深い傷を負い、ジョゼフ・バークはアメリカに帰還した。妻に去られ、彼はボクサーへの道を歩むが挫折し、やがてニューヨーク市の実力者の娘ローレンのボディガードとなる。だが二人が心を通わせはじめたことを妬んだローレンの恋人ルイスとの争いが原因で、バークはボディガードの職を解かれてしまう。しかし彼は新たに、ある男のボディガードになった。その男とはブルックリン・ドジャースの新人選手で、黒人初の大リーガー、ジャッキー・ロビンソンだった。1947年4月、ロビンソンはデビューするが、予想通りプレー中に悪質ないやがらせを受けた。球場の外でも差別をされたり、脅迫の手紙が届いたりしたが、バークの助けもあって屈することはなかった。だが、やがて事件は起きた。黒人が集まるレストランで、イタリア系ギャングのパグリアと暴力沙汰を起こしてしまったのだ。その場はなんとか治まった。が、この事件が引き金になり、やがてロビンソンとバークは命を狙われることに…。伝説の大リーガーとそのボディガードの友情と闘い。スペンサー・シリーズの著者が新境地を切り拓く話題のサスペンス。

著者等紹介

パーカー,ロバート・B.[パーカー,ロバートB.][Parker,Robert B.]
1932年生まれ。ボストン大学でハードボイルド作品に関する論文で博士号を取得。1973年に私立探偵スペンサーが初登場する『ゴッドウルフの行方』で作家デビュー、1976年の『約束の地』ではアメリカ探偵作家クラブ賞最優秀長篇賞を受賞した。スペンサー・シリーズのほかに、警察署長ジェッシイ・ストーン、女性探偵サニー・ランドルのシリーズを描き続け、さらに本格ウェスタン『ガンマンの伝説』などのノン・シリーズも発表し、旺盛な創作活動を展開している。2002年にはアメリカ探偵作家クラブ賞の巨匠賞を受賞している

菊池光[キクチミツ]
英米文学翻訳家
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