内容説明
「量子コンピューティング」「量子コンピュータ」という、最先端科学の動向が一般紙誌でも紹介されるようになりました。現代技術の粋を凝らしたスーパーコンピュータをも遙かに凌駕する、驚異の性能らしいですが、一般市民のわれわれは、その成果に驚くどころか、疑問がいっぱい。「それって本当に実現可能なの?」「SFの話じゃないの?」「そもそも量子コンピュータどころか、量子論もコンピュータもよくわかってないんですけど?」そんなあなたや私に、量子コンピュータという「ブラックボックス」の中身を、手取り足取り教えてくれる本ができました。この技術がなぜ注目を浴びているのか。これで何ができるのか。何をどう変えるのか。初心者も予備知識のあるかたも、量子の奇妙な性質が実際の情報技術にいかに活かされるのか、著者の知的スリル満点なナビゲーションを満喫してください。
目次
ブラックボックスの中身
ブルーマウンテンへの道
「シンプルな電脳マシンの作り方」
ティンカートイの論理
鏡遊び
時間の近道
ショアのアルゴリズム
暗号破り
見えない機械
原子の計算機
口の堅い量子
宇宙一の難問
九〇億の神の御名
著者等紹介
ジョンソン,ジョージ[ジョンソン,ジョージ][Johnson,George]
「ニューヨーク・タイムズ」紙の科学記者、サイエンス・ライター。「アトランティック・マンスリー」「タイム」「ワイアード」などに科学記事を寄稿するほか、ポピュラー・サイエンスの著書多数あり。1999年度全米科学振興協会(AAAS)科学ジャーナリズム賞受賞
水谷淳[ミズタニジュン]
翻訳家。東京大学理学部卒業。同大学院修了。博士(理学)
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感想・レビュー
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