内容説明
三葉虫研究に賭けた古今の研究者のドラマティックなエピソードを満載しつつ、三葉虫研究の世界的権威がその愛着のおもむくまま、あらゆる側面からこの生きものを活写した決定版「三葉虫読本」。工芸品のように面白く珍しい化石写真も多数収録。
目次
1章 発見―三葉虫との遭遇
2章 殻―四億年前のタイムカプセル
3章 脚―奇跡の化石が浮かび上らせた実像
4章 結晶の眼―常識をくつがえす高度の視角
5章 爆発する三葉虫―生物の多様性をめぐる大騒動
6章 博物館―化石研究の舞台裏
7章 生死にかかわる問題―断続平衡説と悲劇の古生物学者
8章 ありうべき世界―三葉虫が教える太古の地球
9章 時間―科学における時間の意味
10章 見るための眼―科学者のイメージ
著者等紹介
フォーティ,リチャード[フォーティ,リチャード][Fortey,Richard]
ロンドンの国立自然史博物館の主任古生物学者をつとめる。多数の著書あり。現在英国ロイヤル・ソサエティ会員
垂水雄二[タルミユウジ]
1942年大阪生まれ。京都大学大学院理学研究科博士課程修了。出版社勤務を経て、1999年よりフリージャーナリストとなる
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