Hayakawa novels
湖水に消える

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  • サイズ B6判/ページ数 317p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784152084088
  • NDC分類 933
  • Cコード C0097

内容説明

少女の死体は、夕暮れの湖畔に流れついた。パラダイス署の者たちは死体を見るのをいやがった。水に長く漬かっていた死体は不愉快なものだ。やむなく死体を検分したジェッシイ・ストーン署長は、少女の耳の後ろの弾痕に気づく。何者かが少女を射殺し、死体を湖に投げ込んだのだ。少女の身元はなかなか判明しなかった。湖畔で発見された指輪を手がかりに、ようやくジェッシイたちは少女がこの夏、ハイ・スクールを中退したビリイであることを突き止めた。だが、ビリイの家をたずねたジェッシイに母親は告げる。「うちにはビリイという娘はいません」家族に見放され、家出同然に大都会ボストンへ出た少女に、いったい何があったのか?警察署長ジェッシイ・ストーンの推理と調査が、大都会の暗部に迫る。巨匠パーカーが贈る、男気満載のシリーズ最新作。

著者等紹介

パーカー,ロバート・B.[パーカー,ロバートB.][Parker,Robert B.]
1932年生まれ。ボストン大学でハードボイルド作品に関する論文で博士号を取得。1973年に私立探偵スペンサーが初登場する『ゴッドウルフの行方』で作家デビュー、1976年の『約束の地』ではアメリカ探偵作家クラブ賞最優秀長篇賞を受賞した。2002年にはアメリカ探偵作家クラブ賞の巨匠賞を受賞する

菊池光[キクチミツ]
英米文学翻訳家
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

タナー

7
5年ぶりの再読(3回目だと思う)。ジェッシイのシリーズ第3作。物語は、ジェッシイと仲間たちが夕方ソフトボールをプレイしているシーンから始まる。そこでその後、若い女と思われる死体が近くの湖畔で発見される....。ジェッシイは死体の身元を調べることから捜査を始める。このシリーズは、言ってみればジェッシイとジェンの関係を中心にストーリーが進んでいくのだが、なんでいつまでもそんな女に拘るんだろうと思ってしまう。物語の最後にまたソフトボールのシーンが登場し、素敵な男たちという印象を残す。2021/08/28

tai65

2
星5つ2018/10/23

Anna Nishikawa

1
久しぶりにハードボイルド、ロバート・B・パーカー。夕方湖畔に集まり草野球を楽しむ男たち。愛すべきチームメイトと愛すべき敵方。試合が終わるとチームメイトとビールを楽しむ。警察署長のジェッシイはショート。流し打ちがうまい左打者が打席に立つのを見て、一歩右側に動く。筋肉が全ての動きを記憶している、というセリフがたまらない。この試合後、ビールを飲んでいたジェッシイを呼ぶ声が。湖岸で少女の遺体が見つかったのだ。DV、少女売春、家庭崩壊など暗い話だけど、美しい野球のシーンが救い。2015/11/09

しゃな

0
3作目。この作家のほかのシリーズは読んだことがないので、比較はできないが、このシリーズはお気に入り。続きも読まないと。2016/10/25

ワッピー

0
ジェッシィはあいかわらずいい味だしているけど、それにしてもお盛んなこと・・・2011/02/16

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