内容説明
同時多発テロに見舞われた世界貿易センタービルへ市民救助のため捨て身の突入を敢行、崩壊するビルの何千トンもの瓦礫の下敷きになりながら奇跡の生還を遂げた消防大隊司令官が自ら語る、「グラウンド・ゼロ」内部からの驚異と感動のリポート。
目次
１ 朝
２ 急行
３ 上り
４ 退避
５ 渋滞
６ 崩壊
７ 隙間
８ 接触
９ 光
１０ 脱出
１１ 我が家
著者等紹介
ピッチョート，リチャード［ピッチョート，リチャード］［Ｐｉｃｃｉｏｔｔｏ，Ｒｉｃｈａｒｄ］
スタテン・アイランド生まれ。ニューヨーク市消防局勤続２８年のベテラン消防士で、マンハッタンのアッパー・ウェスト・サイドを管轄とする第１１消防大隊の大隊司令官。１９９３年の世界貿易センター爆破事件でも消火・救命活動の指揮にあたった経験をもつ。妻と２人の子供とともにポート・チェスターに在住
ペイズナー，ダニエル［ペイズナー，ダニエル］［Ｐａｉｓｎｅｒ，Ｄａｎｉｅｌ］
スポーツから政治まで、数多くの分野で活躍するライター。ウーピー・ゴールドバーグほかの、著名人と共同執筆したメモワールの著書多数
春日井晶子［カスガイアキコ］
東京外国語大学卒。英米文学翻訳家
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感想・レビュー
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lop
3
WTCで救助にあたった消防士が当時の状況をリアルに書いてる。 責任者としての判断を行うのがかっこよく素晴らしい。 そして隊員の使命感もとにかくかっこいい。 そんな中でも経費削減があるのはホントに残念。 ところどころに緊急時の知恵みたいなものがあってへぇーと思いつつ、自分がそういう状況になったら使えるかなと思いつつ読んでました。 2017/06/30
棚から一つ神
2
奇跡的な顛末ですね。消防士の使命感。私はたまたまビンラディンを追い詰めたシールズの話を読んだ後にこの本を読んだので、なんとも言えない気持ちまま一気に読破しました。奇跡だと思います。2021/01/27
GATA
2
アメリカの人の手記は、自分を否定しないから読んでいて心が楽。あの時はああするのが正しかったって自己肯定的な考え方が出来るのはお国柄かな。あれだけの悲劇だから、「もっとこうしていれば」なんて思い始めたらきりがないだろうし。自分たちの仕事を誇れるのは素晴らしいことだと思った。2012/10/13
あまぐも
1
あの時中で何があったのか、そして消防士達も一人の人間なのだと分かる作品。
びりーちゃん
1
救出される人がいるのは、それを救おうとする人がいるから。
