感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
スターライト
5
『虎よ、虎よ!』『闇の左手』を初め、有名SFのストーリーを見事に(?)換骨奪胎し(!)、ギャグ仕立てにコミカライズした作品集。どのページをめくっても、独特のとりみきワールド全開。俎上にあげられた小説のファンもとりみき氏の作品のエキスをうまく昇華させた手腕には、怒りを通り越して呆然とするしかないに違いない。もっとも作者本人が読めば、怒って本をたたきつける人もいるかも知れないが、大方は苦笑&爆笑するのではないか。正月から笑わせてもらいました。2022/01/01
mass34
3
大好きな とり・みき先生のSF大将。シュールな展開に一気読み。パロディ満載なので、元ネタを知ってるとなお面白い。2015/10/14
marua
2
元ネタを知らずとも楽しめ、元ネタをどんどん読みたくなる秀逸なオマージュばかり。結構な赤塚不二夫リスペクト作品集でもある。装丁とブックデザインのすばらしさにも脱帽。2014/12/30
hibimoriSitaro
0
再読。97年12月初版。古今のSF作品を下敷きにフリーダムな展開を見せるオムニバス。台詞縦書き右開きの本の中ほどに左開きの単行本内単行本が仕込んである。「大星雲ショー」ってネビュラ賞のシャレかいな。知らないのが悔しいのでおれもできるだけ元ネタ小説を読み足したのだが「鉄の夢」「スターシップと俳句」「翼のジェニー」などは未だに果たせていない。2013/05/11
カタギリ
0
SF小説の名作を元にしたコミックがたくさん入ってます。全体的にトーンで描かれていて、あんまり意味は無い感じでしょうか。ページ数のフォントとか、とにかく凝った本ですね。2013/04/10