海外SFノヴェルズ<br> 3001年 終局への旅

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海外SFノヴェルズ
3001年 終局への旅

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  • サイズ B6判/ページ数 294p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784152080882
  • NDC分類 933
  • Cコード C0097

内容説明

時は31世紀初頭、海王星の軌道付近において、宇宙船ゴライアス号は奇妙な漂流物を発見、回収した。だがそれこそ、はるか一千年前、HALの陰謀によって宇宙船ディスカバリー号から放擲された副長フランク・プールその人であった!やがて地球の軌道都市「スター・シティ」に運ばれ、蘇生させられたプールは、驚嘆すべき科学的進歩にとまどいを隠せなかった―手を触れあうだけでたがいに情報を交換する人びと、とてつもない情報量を瞬時に脳から脳に伝達することも可能なブレインキャップ、慣性場を利用した超高速宇宙エレベーター、高さ三万六千キロの摩天楼最上階の庭園で庭師をつとめる恐竜ラプトル…。だが、こうした驚異を満喫する日々にもやがて終わりが訪れた。ゴライアス号船長から、ガニメデへの旅に誘われたのである。かつて木星の名で知られていた世界には、フランク・プール中佐がやり残した仕事が待っているのだ、そしてかつての僚友デイブ・ボーマンも…。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

はなよ

19
過去のシリーズは読んだことないけど面白い。ちゃんと順番通りに読んだほうが感動は深かったと読み終わった後で思った。宇宙空間での数々の異様な景色や、星間移動を可能とするテクノロジーが文章だけで表現されてるのも面白いけど、一番凄いと思ったのが思考で文章を入力する場面で、邪魔が入った時とかちょっとした物が動いた時に、入力している人の反応が逐一入ってしまう、という表現だった。思考で言葉で表せれるようになっても、それが万能だとは限らない、という表現は他の創作では滅多に見られないものだと思う。(少なくとも私の中では)2018/04/05

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2
**注)SF**前作から約1000年後の本作。既におなじみの登場人物たちは亡くなり、前々作からの中心人物だったフロイド博士もとうに姿を消している。唯一、肉体を失い精神エネルギーと化したデビット・ボーマンだけが、人類が足を踏み入れることのできない衛星エウロパに出現できるのだろう。このシリーズのフィナーレのために・・・。そして彼を召還する役目は意外な人物に割り振られた。という内容。これから先は、ご自身のその目で確認して欲しい。なぜタイトルが"宇宙の旅"ではなく"終局の旅"となっているのかを・・・2012/02/27

モリー・ブラウン

1
1000年後のテクノロジーなんて本当に魔法でしかないだろう。逆に理解できなくても扱い易いもんになってるだろう、と思うのは無邪気な科学進歩史観だろうか。内容は2001・2010を読んでくれた読者に対する感謝の余興といったところでしょう。クラークでさえ出版社の意向に押し切られたのかぁ、などと穿った見方はしないで、2001の様に哲学的に悩む内容ではないし、これはこれで楽しい。2011/11/17

とよきち

1
やけに脳天気な話だなぁと思ったら、これってクラーク的なユートピアの世界なんだな。2010/12/11

ノメ

0
2001年から3001年の世界へ。宇宙の時間の感覚からいうと1000年経過といえどもほんのつかの間の時間か・・・モノリスは相変わらず謎。2016/07/13

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