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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
かんやん
22
動物行動学のドーキンスは淘汰のレベルは遺伝子であり、個体を遺伝子の乗り物と考える。そして、「進化的に安定的な戦略」という概念を使って動物の行動を解き明かしてゆく。しかし、絶滅は種のレベルで起こっているではないか。古生物学のグールドの世界にはロマンがある。ミッシングリンクが見つからないわけ、白亜紀の大量絶滅を生き延びたプランクトンの特徴、猫と比べて犬の種類が多様な理由、脊椎動物は節足動物から進化したと考えた学者、メクラネズミの退化した目は痕跡か、まだ何かの役に立っているのか?読み出したら止まらない面白さ。2018/05/14