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FBI心理分析官―異常殺人者たちの素顔に迫る衝撃の手記

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  • サイズ B6判/ページ数 286p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784152078469
  • NDC分類 326.34
  • Cコード C0098

内容説明

1978年1月23日月曜の夜、カリフォルニア州サクラメント郊外で若い女性の惨殺死体が発見された。全身をめった切りにされ、内臓を取りだされ、口に排泄物を詰めこまれた遺体のそばには、犯人が被害者の血液を入れて飲んだと思われるヨーグルトの空き容器がころがっていた。あまりに奇怪な事件に捜査は難航し、やがて第二の犠牲者が…。当時、FBI行動科学課の特別捜査官だった著者レスラーは、心理学的プロファイリング(人物素描)と呼ばれる捜査技術を用いて犯人逮捕に乗りだした。これは、連続殺人犯の動機や行動パターンを精神科医の協力のもとに推理し、犯人像を割り出す方法である。プロファイリング技術を完成させるために、レスラーは長年にわたって各地の刑務所を訪れ、百人以上の凶悪犯を面接調査した。被害者の体の一部を噛み切る殺人鬼、バラバラにした死体で性行為にふける倒錯者―。彼らを駆り立てるのは何か?異常殺人者たちの心理を追い、著者自らが捜査にたずさわったアメリカの猟奇殺人事件の細部と、その心理分析的犯人割り出しのプロセスを克明に再現する衝撃のノンフィクション。

目次

1 吸血殺人鬼
2 怪物と闘う者
3 殺人犯との面接
4 暴力に彩られた子供時代
5 新聞配達少年の死
6 秩序型と無秩序型の犯罪
7 プロファイリングとは何か
8 偽装―ごまかしのパターン
9 殺人はくり返されるか?
10 二人のショー
11 プロファイリングの未来

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

カザリ

52
うーん、子供の頃読んだときはもっと衝撃をうけた。今となっては、色んな作品の元ネタという偉大な功績に牽かれて読んでしまった感あり。。しかし、レスラーの名前がここのところ読んでる本全てにでてくる気がします。ちょっと会いたい。。2015/05/09

Y2K☮

45
浦沢直樹「MONSTER」の元ネタがちらほら。古いと感じる箇所もあるけど、秩序型&無秩序型の連続殺人犯の分類法は確かにエポックメイク。それにしても殺人自体が性的充足というメンタリティーは理解を超えている。北方謙三の「ソープに行け!」では救われない人もいるのだ。生来の性質や育った家庭環境に原因を求め、故に矯正不能と結論付けるケースに対してそうかもしれないと思う自分もいる。警戒し過ぎる位で丁度いいと。でも死刑にした所で何も解決しないし次の犠牲者も防げない。死刑制度が抑止にならない人間もいると知っておくべきだ。2016/07/22

kochi

26
映画「羊たちの沈黙」は「このシーン、あったあった」と思いながら見たわけだが(原作を先に読んだのだから当たり前)、本書の著者が、冒頭のニーチェの言葉といい、連続殺人犯との単独インタビューのスリリングな経過といい、トマス・ハリスの一連の作品に絶大なるインスピレーションを与えたと言われてもうなずける。作家的想像力の産物が不要ならば、本書だけでも良いくらいf^_^; おぞましい殺人の描写満載であるが、殺人の空想を繰り返し行うことにより人は殺人者、しかも連続殺人者となるのであれば、この指摘の方がいっそうおそろしい。2014/09/13

まある

11
プロファイリングという言葉は一時よく使われた。最近は別の言い方をするらしいけれど。犯罪現場から犯人の人物像を推測するというのは、捜査に行き詰まったときにはありがたいだろう。特に多人種国家アメリカでは必要なことだろう。犯罪心理に興味を持つわたしとしては、そこそこ面白く読めた。2016/11/02

もね

10
自宅にあった本を再読。羊たちの沈黙に影響されまくって買った本だ。プロファイルがどういうものか、実際にあった犯罪を例に書かれているのですごく興味深く何度読んでも惹き付けられる。この本が刊行されてから20年が経つが、今プロファイルがどれくらい進化したのか知りたいと思う。2014/02/03

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