感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
bapaksejahtera
7
男性誇示の探偵スペンサーもの。同じくマッチョな友人ホークとともに悪漢共を懲らしめるのはシリーズ共通。小津安二郎の映画にでもありそうな題名であるが、原題も”Early Autumn”である。事件解決悪漢退治はあっという間に終了。全編の多くは両親にspoilされてきた少年の自立を助ける父性的な行為に費やされる。さながら「シェーン」であり「猿飛佐助と戸沢白雲斎」の趣がある。たまには口直しによかろう。2020/02/20
更夜
6
今回、文庫本を売ってしまったのですが、この本は電子書籍化されていないので、図書館で単行本を借りて読みました(文庫本の文字は私には小さすぎて読めない)スペンサーシリーズの7巻目なのですが、元警官の私立探偵のスペンサーの「男性信仰」いわば、昔はハードボイルドの世界で当たり前だった「男らしさ」が現代になって読むと、確かにカッコいいのだけれど、恋人スーザンのお尻をすぐにポンポン叩いたり、男は男らしく、という物語なので、ほう~~~と感慨深く読みました。相変わらず相棒ホークはカッコいい。2024/05/12
46neko
5
「離婚した夫から息子を取り戻してほしい」依頼を受けたスペンサーが見つけたのは、父親からも母親からも愛されない孤独な少年。その少年を助けるために一肌脱ぐ。スペンサーと少年の“直球”な会話が面白かった。2022/08/09
K
4
筋トレって大事だね…と思えるわ。ひさびさサンドバッグ殴りてーな。スペンサーシリーズ読むのは2作目だけど、料理がおいしそう。2020/01/27
そろばん
4
心のバイブルの一つで、最上級の本 最初に読んだのは20年以上前 いつ読んでも心が震える2018/01/16