ハヤカワ・ミステリワールド<br> 地図のない街

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ハヤカワ・ミステリワールド
地図のない街

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  • サイズ B6判/ページ数 251p/高さ 20X14cm
  • 商品コード 9784152035097
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

単身赴任の平凡なサラリーマン北岡吾郎は、ボーナス袋をチンピラ二人組に強奪されて“男にめざめ”相手を叩きのめしてドロップアウト。今はアル中となって“自由の地”山谷の住人。同じアル中の住人で、謎の連続行き倒れ事件を追うルポ・ライター初島の誘いを受け、一大決意のもと断酒に挑むが…。前方に連続怪死事件の黒い霧、後方に断酒の地獄。男たちの友情と勇気、自由を求めての哀歓を描く感動篇。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

おしゃべりメガネ

107
92年の作品で、今から30年前となれば古くささはどうしようもありませんが、あえてその古くささがなんとも言えない味を出してるのは間違いありません。アル中でさえないおっさん達の全然カッコ良くないハードボイルドなミステリーです。この全然カッコ良くないおっさん達が終盤、人間くささを遺憾なく発揮して物語をきっちりと引き締めてくれます。風間先生の作品はとにかくフツーの会話のやりとりに、なんとも言えないオトコくささをしっかりと醸し出してくれる描写が素晴らしいです。古き良きモノの典型的な作品だったコトは間違いないかなと。2022/12/24

戸田健太朗

2
風間先生の文体は人間くさくて良い!最初に読んだのは文庫版だった。このたびハードカバー版を読み返して初めて『男たちは北へ』の続編だと理解した。もちろん内容は同じです。2011/06/02

max99

2
ホームレスか・・・。完全な自由の代わりに毎日明日の心配しなくちゃならないのは嫌だなぁ。主要人物はみんな山谷に住んでるだけで、ホームレスじゃなかったけど。2010/02/07

吉田

2
アル中小説なのに好き勝手ハードボイルド2009/05/07

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