内容説明
沢崎の記念すべき短篇初登場作から百枚の新作「選ばれる男」まで、未成年者がからむ六つの事件を描く連作集。
目次
少年の見た男
子供を失った男
240号室の男
イニシアル“M”の男
歩道橋の男
選ばれる男
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
きっしぃ
36
シリーズ3作目。6編の短編集。前の2作に比べて読みやすさ抜群!少年少女の関わる事件に巻き込まれる探偵沢崎。うーん!渋カッコいい!!4作目も早めに読みたい。2020/07/27
tokkun1002
9
1990年。私立探偵沢崎シリーズ3作目。連作短編集。「少年の見た男」「子供を失った男」「240号室の男」「イニシャル"M"の男」「歩道橋の男」「選ばれる男」の6編。長編に劣らず超ハイクオリティ。堪能。【1991 日本冒険小説教会大賞最優秀短編賞受賞作品】2017/08/26
グラスホッパー
8
原尞を読むとき、時が止まる。2020/09/06
グラスホッパー
6
二十数年間ぶりの新刊が出たことを知り、無性に読み返したくなった。世界観や文体が好きだ。2018/04/01
みやぎ
5
探偵沢崎シリーズ短編集。すべて未成年者の関わる事件。だいたいのハードボイルドはモノローグで始まるような気がするが消費税とか、昭和は終わったとか出てくるので時代を感じる。ってことはもう30年前なのか…。名前は出なかったけど清和会の相良がちょこっと出てて嬉しい。2020/11/16