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内容説明
本書は、作家として評論家として豊富な経験を有する作者が、ミステリ作家を志す人々のために書いたミステリー創作作法である。犯罪の謎解きを主体とした古典的探偵小説(クリスティーなど)を基本として、現代のさまざまな形式のミステリの書き方を述べている。
目次
ミステリとは何か?…
ミステリの基本は探偵小説である
現代におけるヴァリエーション
アメリカで発達したミステリの形式
周辺部のミステリ
書き出し、進め方、終らせ方
最後の言葉
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Prussian_Blue
3
書き方指南の本は初めてですが、長編ミステリ(エンタメ)はシステマティックな書き方が要求されると思ったので古典かつ評価の高いこちらをまず。ミステリの大まかな歴史や分類も分かりやすくまとめられているので、書くことに興味がなくてもミステリ好きの人なら楽しめるんじゃないでしょうか。実際の作品からの例も豊富に挙げられていて、もちろん有名どころが大半ですが未読の作品との出会いもあるかもw2012/11/07
新橋九段
2
大昔の話過ぎて少々役に立つかは怪しいが、歴史的な意義はあるのではないだろうか。2017/09/10
戸田健太朗
0
書き方の参考にしようと読んだのではない。古典ミステリについてのざっくばらんな解説に笑ってしまったし上手くまとめられていると思う。2015/12/13
小高まあな
0
ミステリに限らず小説を書きたい人と、書きたくないけどミステリが好きな人も楽しめると思う。犯罪小説、探偵小説、推理小説の差違が興味深かった。名言が多い2010/04/27
アカツキ
0
本格ミステリー小説に疎いので、その魅力を知るきっかけ、そしてあわよくば面白そうなタイトルを見つけることができればと手に取った。探偵もの、警察ものなど、細分化されたカテゴリーを書くにあたってのアドバイス箇所は面白く読んだ。ロマンティックミステリーにも言及があって、きちんと一勢力に数えられているんだと嬉しくなった。2016/07/23