ハヤカワ・ミステリ文庫<br> われらが痛みの鏡〈上〉

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ハヤカワ・ミステリ文庫
われらが痛みの鏡〈上〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 366p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784151814556
  • NDC分類 953
  • Cコード C0197

内容説明

かつて傷痍軍人エドゥアールの仮面造りを手伝った無口な少女ルイーズも、いまでは30歳になり、小学校の教師をするかたわら、週に一度、近くのレストランでウエイトレスをしていた。だが、常連客のひとりである老医師の奇妙な願いに応えてから、次々に驚くべき事件に巻きこまれてゆく…1940年4月、ドイツのフランス侵攻におびえるパリを舞台に、数奇な運命にもてあそばれる人々の姿を生き生きと描き出した3部作完結篇!

著者等紹介

ルメートル,ピエール[ルメートル,ピエール] [Lemaitre,Pierre]
1951年、パリ生まれの作家、脚本家。2006年にカミーユ・ヴェルーヴェン警部シリーズの第1作となる『悲しみのイレーヌ』でデビュー。2011年に発表したシリーズ第2作『その女アレックス』は、英国推理作家協会(CWA)賞インターナショナル・ダガー賞に輝いたほか、日本でミステリ・ランキング一位を独占し、ベストセラーとなった。2013年に発表した初の文芸作品である『天国でまた会おう』は、フランスで最も権威ある文学賞であるゴンクール賞およびCWA賞インターナショナル・ダガー賞を受賞

平岡敦[ヒラオカアツシ]
1955年生、早稲田大学文学部卒、中央大学大学院修士課程修了、フランス文学翻訳家、中央大学講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

201
ピエール・ルメートルは、邦訳された全作品を読んでいる作家です。『天国でまた会おう』&『炎の色』に続く 歴史ミステリ3部作も読み続けて、愈々完結篇です。上巻は一気読み、続いて下巻へ。トータルの感想は、下巻読了後に。2021/08/31

のぶ

85
三部作の最終巻という事だが、前二作をほとんど覚えていない。本作の時代は第二次世界大戦の最中。主人公のひとり、ルイーズは30歳で、小学校の教師をしながら、レストランでウエイトレスをしている。まだ上巻を読む限りだが、群像劇になっているようで、ルイーズ以外の登場人物は、ドイツ軍の毒ガス攻撃に戦々恐々としながら要塞で待機する兵士のガブリエールとラウール。天才的詐欺師デジレ、パリの機動憲兵隊員のフェルナン等がそれぞれの物語を繰り広げる。一見無関係な人物たちがこの先どう交差していくのか?全体の感想は下巻で。2021/08/13

k5

65
歴史三部作の三作目。『天国でまた会おう』に登場したルイーズの物語で、ナチスドイツはもうベルギーまで来ています。どっちかというとルイーズの物語に引っ張られすぎて、戦場のエピソードに目が行きづらいな、と思ってたんですが、なるほどそういうことか。下巻へ。2021/08/30

キムチ27

61
上下巻とも装丁がいい感じ。戦場の夕闇の下、うつむく兵士。戦争の世紀20世紀・・仏独。敗戦色濃いパリの空の下で繰り広げられる群像劇・・1,2読まずでも、これだけでも独立した面白さは満喫できる。端緒となる若きルィーズ。屈折した復員兵エドゥアールのイメージが強かっただけに、この巻・・出だしは案外さらっと流れていく。しかし、医師がとった奇矯な終焉。ここからまるで毛糸の玉を転がしていくように群像劇が始まって行く。上巻は一つの結び目を見たが次なる曹長夫婦、そして天才的?詐欺師との繋がりやいかに。2023/10/01

yumiha

49
〈災厄の子供たち〉三部作。『天国でまた会おう』では10歳の少女だったルイーズは、すでに30歳。子どものころの雰囲気とは少し違う女性に育ったが、しょっぱなから大変な事態に…。そこにガブリエルやらラウールやらデジレやらの話が織り込まれていく。ドイツ軍がだんだんパリへ近づいてくる時代だから、陰鬱さが漂う。それにしても、「ろくな武器も装備もない兵士たちと、彼らを率いる行き当たりばったり将校たち」という記述のように、フランス人はあまり戦争に向かない国民性だと思う。どの国であろうが戦争そのものに馴染まないんだけれど。2022/02/24

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