ハヤカワ・ミステリ文庫
チャイナ・レイク

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  • サイズ 文庫判/ページ数 650p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784151785016
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

親友の母の葬儀に狂信者集団“レムナント”のデモ隊が押しかけてきたのが最初だった。弁護士にしてSF作家のエヴァンは彼らと対決する。だが敵の本当の狙いはエヴァンの六歳の甥ルークだった。兄ブライアンの離婚した妻が“レムナント”に入信していたのだ。執拗な嫌がらせ、ルークに対する誘拐の試み。その背後には、陰謀が…カルト教団と対決するヒロインの活躍を描き、アメリカ探偵作家クラブ賞に輝いたサスペンス。

著者等紹介

ガーディナー,メグ[ガーディナー,メグ][Gardiner,Meg]
アメリカ、オクラホマ州生まれで、カリフォルニア州サンタバーバラ育ち。スタンフォード大学のロースクールを卒業。結婚後は家族とともにイギリスに住む。2002年に処女作である『チャイナ・レイク』をイギリスで刊行。同書はアメリカでも刊行され、2009年にアメリカ探偵作家クラブ(MWA)が贈るエドガー賞の最優秀ペイパーバック賞を受賞した

山西美都紀[ヤマニシミズキ]
1976年東京都生。慶應義塾大学法学部法律学科卒。英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

GaGa

36
初っ端から鼻血が吹き出しそうなほどのテンション。さらには話が二転三転し、エンターティメントとしては飽きさせない配慮がうかがえる。タイトルからチャイナレイク基地が(あるいはその周辺が)舞台となるのは想定できるが、何故この表紙なの?と思ったが読み進めて納得。ただしパワーは認めるも、少し登場人物たちが(それもそのほとんどが)抜け作すぎ。シリーズ五作まで出ているそうだが、翻訳されたら読むかどうかは微妙。2011/10/19

のっち♬

31
兄嫁と狂信者集団が甥っ子を巡って主人公らと抗争を繰り広げる様が、脅迫、殺人、誘拐などを交えて主人公視点で語られる。訪れる恐慌、流れ出る希望と信頼、そこに立ち向かうヒロインの想像力、行動力、タフさが印象的。「私はゆっくりと何かが溶けていく感覚を覚えた。恐れていたことが本当だったと証明されてしまったときに感じる虚脱感を」強欲、恐怖、野心、そして嫉妬が招く殺人、真実と終着駅。絶体絶命の窮地へのハードボイルドな展開が魅力なのだろうが、処女作らしい設定の粗さと展開の無理矢理感が目立つ。日本人は感情移入しづらいかと。2020/02/06

イタリアンでこちん

12
S.キング絶賛と言う帯の煽り文句が当たってるコトってたまにはあるんだー。巻頭のHIVを叩く牧師のプラカードに始まるプロローグから一気に真にサスペンスフルとはコレよコレ!と言うスピーディーさで貴方はグイグイと引き込まられる事でしょう。ケッ!どうせ、狂信者の集まりは胡散臭く表向きは大義名分を掲げる聖職者。が実は金儲け主義の偽善者。・・・日本のサリン事件が出てるし!そんな最低な奴らをヒーローがどこともなく現れてコテンパンに懲らしめる勧善懲悪モノ。つまんねーし。ははは、そう思いたい気持ちは分かりますよ 続2009/12/16

himehikage

9
カルト教団の頭が悪そうなところがアメリカらしくて良い2009/11/29

nirokuya

8
エヴァン・ディレイニーシリーズの第一作にして作者メグ・ガーディナーのデビュー作にあたる本書。 ミステリではなくサスペンスアクションと言ったところか。いろんな要素がこれでもかと詰め込まれ過ぎていて、1つ1つのエピソードがどうにも薄まって感じられてしまうのは否めないけれど、ぐいぐい引き込もうとする力は相当な物があった。それにしてもブライアン兄さんは頭の中まで筋肉なの?と思うところしばしば。エリート軍人なんだよね?2011/11/14

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