ハヤカワ・ミステリ文庫
メアリー‐ケイト

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  • サイズ 文庫判/ページ数 408p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784151780516
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

毒を盛ったから、あなた十時間後に死ぬわ―バーで飲んでいたジャックは、隣の席に座った美女の言葉に耳を疑った。さらに、解毒剤がほしければいうことをきけと言い、奇妙奇天烈な要求をしてくる。片時も離れず、女がトイレに行く時も一緒についてこいというのだ。やがてムラムラしたジャックは彼女に襲いかかってしまう。そんな馬鹿なことをしている間に悲劇は着々と進行し…予測不可能なタイムリミット・サスペンス。

著者等紹介

スウィアジンスキー,ドゥエイン[スウィアジンスキー,ドゥエイン][Swierczynski,Duane]
フリーペーパー『フィラデルフィア・シティペーパー』の編集長をつとめ、そのかたわら、大学でジャーナリズムを教える。2005年、Secret Dead Menで小説家デビュー。2006年に発表した『メアリー‐ケイト』で、ジョー・R・ランズデールやグレッグ・ルッカといった著名作家から高い評価を得る。現在はアメリカン・コミックの制作にも関わっている

公手成幸[クデシゲユキ]
1948年生、1972年同志社大学卒、英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Fancy Koh(旧SMOKE)

2
こういう頭の悪そうなB級アクションは大好物です。離婚協議のためにフィラデルフィアにきたジャーナリストに、いきなりブロンドの女が「あなたのドリンクに毒をもったわ」と言いよる。なんだ、この設定! ナノマシンやら、スパイやら、いろいろでてきてテンヤワンヤ。なあんの深みも感じられないけれど、おおいに楽しめました。2016/12/20

正位置

2
毒による死の宣告を受けた男が解毒に奮闘するタイムリミットサスペンス? SFっぽい設定はよいが、いまひとつ突き詰められていない感じ。もう少し緻密さがほしい。アクション描写が豊富なのはいい感じ、やや暴力過多でグロテスクに思える部分もあるが、きらいではない。しかしあの結末のひとごとっぷりには一驚を喫した。サスペンスというよりドタバタ活劇。お馬鹿。2014/06/27

けいちゃっぷ

2
こういうのをバカミスと言うんでしょうかね。楽しく読めました。2009/02/25

bitotakeshi

1
バカミスアワードの候補作として挙げられた作品だが、ミステリーというよりもサスペンスという感じ。映画で言えば、ジェイソン・ステイサムが出演していそうなと言えばわかりやすいだろうか(自分は「アドレナリン」を思い出した)。多くの方がご指摘の通り映像の方が映える筋だとは思うが、視点を頻繁に入れ替えたり軽妙な文体でスピード感を出すなど読み手に躍動感や焦燥感を伝える工夫が施されていて、小説という枠の中での努力が伺えた。2016/11/30

鉄髭

1
もしこれが映画ならB級のそしりを免れないであろう、破天荒な展開かつドタバタっぷり。でもそこに見事に引き込まれた。普段の読書スタイルは併読が基本なのに、久々に浮気することなく最後まで読み切ってしまった。2009/07/06

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