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ハヤカワ・ミステリ文庫
紙の迷宮〈上〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 402p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784151728518
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

警察もなく、盗賊が跋扈していた1719年のロンドン。元ボクサーの調査員ウィーヴァーのもとに、バルフアという男が訪ねてきた。彼の父は破産した末に自殺したとされるが、殺された疑いが強いというのだ。しかも事故死したウィーヴァーの父も実は殺害され、二つの死には関連があるという。ウィーヴァーは、親友の外科医の力を借りて調査を始めるが…アメリカ探偵作家クラブ賞最優秀新人賞を受賞した話題の歴史ミステリ。

著者等紹介

リス,デイヴィッド[リス,デイヴィッド][Liss,David]
1966年に生まれ、フロリダ南部で育つ。先祖はイギリスから移民したユダヤ教徒だという。シラキュース大学、ジョージア州立大学、コロンビア大学で学ぶ。2001年アメリカ探偵作家クラブ賞の最優秀新人賞獲得

松下祥子[マツシタサチコ]
上智大学外国語学部英語学科卒、英米文学翻訳家
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

miroku

11
紙幣と株式の黎明期。ユダヤ教徒であり元ボクサーである主人公が、庶民の目で見たイギリス社会の描写が新鮮。ミステリーとしての展開も、実に地道で、歴史小説を読んでいる感覚。読み心地よし♪2012/06/17

🐾ドライ🐾

8
1719年のロンドン、株式市場の草創期、大金を簡単に手にしたり失ったりという浮ついた感覚と、一歩でも薄暗い路地に足を踏み入れたら無事では済まない怖さ。そんな治安の悪い地域で、若い頃は追い剥ぎや強盗まがいのこともやったが、いまは調査員という肩書で依頼者の問題を解決するベンジャミン・ウィーヴァーの回顧録。 既に下巻を読み終えて面白かったと言えるが、上巻はかなり手間取った。話がなかなか進まずテンポが合わない。2017/05/15

けいちゃっぷ

5
1719年のロンドン。貧富の差は激しく、階級差別・ユダヤ教差別は公然と存在する。主人公は父親の死は他殺だとほのめかされ調査を開始するが、誰が味方で誰が敵か分からない。402ページ2010/06/19

すけきよ

2
下巻でまとめて2001/12/06

AmyJane

0
翻訳文が読みづらい。2012/01/23

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