ハヤカワ・ミステリ文庫
頭蓋骨のマントラ〈上〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 323p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784151723513
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

中国経済部の主任監察官だった単道雲は、大物が絡んだ汚職事件を追及したことから北京を追われ、今はチベットの奥地、ラドゥン州の強制労働収容所で苛酷な日々を送っていた。ある日、作業現場で男の首なし死体が発見された。折悪しく州の検察官は不在、しかも司法部の監査が入る予定になっていた。困惑した州の軍最高責任者は単に事件の解決を命じるが…アメリカ探偵作家クラブ賞最優秀処女長篇賞を受賞した話題の大作。

著者等紹介

パティスン,エリオット[Pattison,Eliot]
エリオット・パティスンは、弁護士として投資など国際的なビジネスの場で活躍してきた。ビジネス関連、法律関連の記事を発表し、著作のひとつが《ニューヨーク・タイムズ》により、1996年のもっともすぐれた経営書に選ばれている。世界各地を訪れているが、なかでも中国には何度も足を運んでいる。その経験と知識をもとに描いたのが本書で、2000年のアメリカ探偵作家クラブ賞最優秀処女長篇賞を受賞し、英国推理作家協会賞の候補にもなった。単道雲がふたたび活躍する第二作Water Touching Stoneも完成している。現在パティスンはアメリカのペンシルヴァニア洲で妻と三人の子供と暮らしている

三川基好[ミカワキヨシ]
1950年生、早稲田大学大学院修士課程修了、早稲田大学文学部教授、英米文学部翻訳家。訳書に、『ジンジャー・ノースの影』ダニング、『誰の罪でもなく』ヒル、『逃げるが勝ち』リード(以上早川書房刊)他多数
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kanamori

0
☆☆☆2013/09/17

風鈴

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チベット思想とと中国が舞台の推理小説。 なぜ買ったのかは、不明Σ\( ̄ー ̄;)ナンデヤネン リストにあって購入したので、何かきっかけがあったはずなんですが・・・。 難しすぎて、読むの辛かったです。 途中から面白くなってきたような・・・ヾ(゜ー゜ヾ)^?。。。ン? 予備知識無いと、ムズカシイ。 2005/12/15

おふねやぎっちらこ

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長すぎて退屈でなかなか読み進むことができなかった。2010/06/05

よっちゃん

0
チベット自治区、漢民族のチベット支配の長い歴史、抑圧―反乱―抑圧の繰り返しが今なお続いている。宗教、風俗・政治など特異の文化圏をなす、「秘境」と呼ばれる地域である。篠田節子「弥勒」のモデルとも思われた。 インドに亡命政府が擁立され、ダライラマのメッセージは国際世論を左右する。しかし、この地域の実相はあまり知られていない。その意味で、この作品は読むに値するなにかがあったはずである。 素材・着眼の新鮮さは申し分ないのだが………2003/04/13

sohya_irej

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訳:三川基好/チベットの奥地に建てられた強制労働収容所、その付近で首無し死体が発見された。その正体、また真相を探るべく元監察官の現囚人・単道雲は、軍の監視のもと調査を始める。囚われ労働に従事するチベットの僧侶、人民解放軍の面々、「魔神」の存在に取り憑かれた民衆たち・・・。民俗学の先生に勧められて読みました。密教的な雰囲気が好きならばそれだけでも楽しめると思う。2010/09/30

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