内容説明
中国経済部の主任監察官だった単道雲は、大物が絡んだ汚職事件を追及したことから北京を追われ、今はチベットの奥地、ラドゥン州の強制労働収容所で苛酷な日々を送っていた。ある日、作業現場で男の首なし死体が発見された。折悪しく州の検察官は不在、しかも司法部の監査が入る予定になっていた。困惑した州の軍最高責任者は単に事件の解決を命じるが…アメリカ探偵作家クラブ賞最優秀処女長篇賞を受賞した話題の大作。
著者等紹介
パティスン,エリオット[Pattison,Eliot]
エリオット・パティスンは、弁護士として投資など国際的なビジネスの場で活躍してきた。ビジネス関連、法律関連の記事を発表し、著作のひとつが《ニューヨーク・タイムズ》により、1996年のもっともすぐれた経営書に選ばれている。世界各地を訪れているが、なかでも中国には何度も足を運んでいる。その経験と知識をもとに描いたのが本書で、2000年のアメリカ探偵作家クラブ賞最優秀処女長篇賞を受賞し、英国推理作家協会賞の候補にもなった。単道雲がふたたび活躍する第二作Water Touching Stoneも完成している。現在パティスンはアメリカのペンシルヴァニア洲で妻と三人の子供と暮らしている
三川基好[ミカワキヨシ]
1950年生、早稲田大学大学院修士課程修了、早稲田大学文学部教授、英米文学部翻訳家。訳書に、『ジンジャー・ノースの影』ダニング、『誰の罪でもなく』ヒル、『逃げるが勝ち』リード(以上早川書房刊)他多数
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感想・レビュー
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kanamori
風鈴
おふねやぎっちらこ
よっちゃん
sohya_irej