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ハヤカワ・ミステリ文庫
狩りの風よ吹け

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  • サイズ 文庫判/ページ数 448p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784151718533
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

30年ぶりの再会だった。私立探偵アレックスのもとを訪れたのは、かつてバッテリーを組み、共に一流のメジャーリーガーを夢みた親友だった。その夢を捨て、音沙汰のなかった彼が、昔の恋人の捜索を依頼してきたのだ。アレックスは旧友のために彼の最愛の女を追うが、まもなく何者かに暴行を受け監禁される…やがて明らかになる悲劇的な真相とは?雪解けの水のように清らかな感動があふれる、現代ハードボイルドの収穫。

著者等紹介

ハミルトン,スティーヴ[ハミルトン,スティーヴ][Hamilton,Steve]
ミシガン州生まれ。IBMに勤務するかたわらミステリを執筆。私立探偵アレックス・マクナイトを主人公にした『氷の闇を越えて』が、セント・マーティンズ・プレス社とアメリカ私立探偵作家クラブが共催する私立探偵小説コンテストの1997年の最優秀作に選ばれ、翌年にセント・マーティンズ・プレス社より出版された。同書は1999年のアメリカ探偵作家クラブ賞最優秀新人賞とアメリカ私立探偵作家クラブ最優秀新人賞に輝いた

越前敏弥[エチゼントシヤ]
東京大学文学部卒、英米文学翻訳家
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

キムチ27

56
A・マクナイトは しが無い私立探偵。シリーズ物とは知らず、最初はとっつきにくかった。もっともハヤカワ、そしてスポーツ絡みと来れば、男性向けだもの。30年の空白を置いて目の前に現れたかつての相棒のサウスポー。如何にものロマンチックな恋人探しの片棒を担ぐ羽目になった マクナイトと不動産屋の男 そこからしっちゃかめっちゃかの珍道中と相成るが。向かうはデトロイト,アウェイのストーリー。探し求めるマリアのしたたかさ・・仮面が剥がれて行ってという陳腐ストーリーだった。日本では不人気シリーズと見た。 2020/12/07

タツ フカガワ

32
私立探偵アレックス・・シリーズ3作目は、デトロイト・タイガーズの3A時代にバッテリーを組んでいた投手ランディーとの30年ぶりの再会から始まる。ランディーは当時メジャーへ上がる直前に付き合っていたマリアという女性を探してほしいという。正直前半は冗長で退屈でしたけれど、ランディーがショットガンで撃たれた中盤から、それまでの正邪、善悪がどんでん返しになる息もつかせぬ展開で、前半の不調(?)を補って余りある面白さでした。2021/12/19

cinos

8
マクナイト3作目も読みました。数十年ぶりに再会した友人が会いたい女性を探すのですが、私立探偵も板についてきたような。何度も笑えました。ただラストはどうなったのか…。2013/08/24

koo

7
 シリーズ3作目、3作一貫して頼まれて嫌々私立探偵をやっている主人公アレックスがユニーク。この作品では30年ぶりに会った友人ランディから30年前の昔の恋人の捜索を依頼されるストーリーでハードボイルド?と思わせる案件ですが2人の捜索劇は中々コミカルで楽しめますし途中から銃撃、殺人が起こり重い雰囲気のハードボイルドになりました(笑)メインプロットは類似作もあるので予測し易いですが登場人物たちの見え方が一変する構成はお見事、ラストは消化不良ながら楽しめました、続編どこか出版して欲しいですね、続きが気になります。2023/04/04

a*u*a*i*n34

6
マクナイトシリーズ第3段は、地元を離れてミシガンが舞台です。ただのハードボイルドではないマクナイトの人間味溢れるキャラが好きだしちゃっかりパートナーになってるリーアンとか、まだまだ続きが読みたいのに翻訳されてないのは悲しい限り。2015/03/03

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