ハヤカワ・ミステリ文庫<br> 偽りの目撃者

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ハヤカワ・ミステリ文庫
偽りの目撃者

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  • サイズ 文庫判/ページ数 473p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784151709524
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

スポーツ・エージェントのマイロンは、またもや事件に巻きこまれた。射殺体で発見された元プロ・テニス選手の女性の手帳に、彼の顧客の名が残されていたのだ。調査を始めたマイロンは、数年前にその女性の恋人が殺され、犯人は行方不明のままだという事実を突きとめた。マイロンは二つの殺人に関連があると信じ、真相を探るが…アメリカ探偵作家クラブ賞受賞作家がエンターテイナーぶりを最大に発揮したシリーズ第2弾。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

タツ フカガワ

36
マイロンが顧客デュエン出場の全米オープン・テニスの試合を観戦中、会場で元プロ・テニス選手のヴァレリーが銃撃され死亡する。彼女は再起を期してマイロンに連絡してきたばかりだった。犯人探しに動き出したマイロンは、6年前ヴァレリーの婚約者が殺された事件に注目する。若きアスリートの苦悩を題材に、読み進むほどに引っ張り回される筋立てが絶妙。登場人物の描写もホント上手い。本作で描かれる相棒ウィンのアブナイ一面も魅力的で、ますますハマっていくシリーズ2作目でした。2022/08/06

聖月

4
◎◎内容を紹介するよりは、未読の方のために、本シリーズの魅力を語ったほうがよいだろう。コミカルなハードボイルドっていうとピンとこないかもしれないが、とにかく“口答え”や“強がり”や“大げさ”や“小粋”や“無意味”が会話の中に多く登場してくるのが特徴である。日本人的にはわかりにくいギャグもあったりするのだが、結局は流れの中で読ませてくれるので、多少の澱みは気にならない。会話でないところでも、筆の遊びが多く、とにかく肩の凝らないノリノリの物語なのである2006/11/12

Alice@JazzCafé

3
スポーツエージェントのマイロン・ボリターが活躍するシリーズの第二弾。今回はプロテニス業界で起こった殺人事件。前回はフットボールだったが、毎回違うスポーツ業界の舞台裏が楽しめるのだろうか。続編が楽しみ。だけどプロスポーツ業界の裏側は、多額の契約金をめぐりマフィアがエージェントに絡んでいたりして、ちょっとヤバイ世界だったりする。そして相棒ウィンの“必殺”のお仕事もハンパじゃない。まるで悪者をばっさりと成敗する勧善懲悪の時代劇のような・・・そうだっ、マイロンが新撰組局長の近藤勇で、ウィンが鬼の副長の土方歳三!?2012/10/19

うめ

2
スポーツエージェントのマイロンシリーズ2作目。今度のテーマはプロテニス界。お金が稼げるからこそ、そのうらには醜い駆け引きが生まれる。人を商品だと思うから残酷なこともできるのだ。知らなければ良いこともある。確かに。2021/01/09

ルウ

2
★2 シリーズ2作目、今回はテニス。面白くないわけじゃないんだけど、1作目より勢いが弱まったというか、キャラの個性が中和された。レギュラーメンバー以外もあまりパッとせず。きったなーいセリフの応酬は相変わらず。ガンガン害虫を駆除していくウィンが良い。2018/06/24

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