内容説明
働いていた会社が倒産したアシュリンは、伯父の会社に雇ってもらい、初仕事としてドラゴンをかたどった黄金の水差しをパリに届けることになる。ところが、受け取るはずの女性は魔法陣の中で殺されていた!容疑者になってしまったアシュリンは、濡れ衣を晴らすため、現場からドラゴンの水差しを持ち去った謎めいた男性ドレイクを探し、パリのオカルト社会に潜入する。そこで、なぜか犬の姿をした魔物を召喚してしまって…!?キュートなヒロインが活躍する、コミカルでロマンティックなパラノーマル・シリーズ開幕。
著者等紹介
マカリスター,ケイティ[マカリスター,ケイティ][MacAlister,Katie]
2002年のデビュー以来、ヒストリカル、パラノーマル、コンテンポラリーなどのロマンスから、アーバン・ファンタジイや別名義でのヤングアダルト作品まで、多岐の分野にわたって活躍する。アシュリン&ドラゴンシリーズは、第4巻がロマンティック・タイムズ賞を受賞した
原島文世[ハラシマフミヨ]
早稲田大学第一文学部卒、英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
アカツキ
9
アシュリン&ドラゴン1作目。元夫への扶養費や勤め先の倒産で運び屋をすることになったアシュリン。パリにいる女性に骨董品を届けるため訪ねるが、魔法陣の中で死んでいた。さらに謎のハンサム男に骨董品を盗まれた上、殺人の容疑者になってしまう。アシュリンは無実を証明しようとするが…。現代に実は魔物がいる系パラノーマル+ロマンス+コージーミステリ。勢いがあるし面白いんだけど、読み終わっても世界観が掴めないままでモヤモヤ。4冊シリーズらしいけれど、翻訳はこの1冊のみ。2020/04/14
ゆうゆうpanda
3
かわいい表紙とタイトルにひかれて読んだけど、下衆でした。ドラゴンのようなアレって、ねぇ・・・2010/04/25
みつき
3
アシュリン嫌いではないのですが落ち着きなさすぎというか思考が短絡的すぎてあまり推理向きではない感じ。さくっと助けにいかないヒーローを狙ったという話ですが助けにいかないというか助ける前にもう次のトラブルに突っ込んでいく感じというか……会うたびエロティックなことをやらかさなければ険悪気味なヒーローヒロインで面白いなあと思います。あと世界観に説明があまりないのが消化不良でついでに話の都合で動いてたキャラがちょっと気になる感じ。ただジムが良いキャラしていた。2010/01/27
すけきよ
3
パラノーマルとか、ロマンス以前に小説として粗雑。まず、世界設定が全くされていないのが、むしろ新鮮。次いで、主人公が趣味で魔法の古文書とかを研究してるって、ご都合主義過ぎるでしょ。彼女のキャラクターが語られているようでほとんど語られていないので、物語の牽引力がきわめて弱い。犯人捜しも、もったいないよなぁ。ミスリードさせられてたにしては、そこは消化されてないし……。パラノーマル、ロマンス、犯人捜し、という三つの要素を盛り込んだ結果、消化不足ではなく、説明不足という最悪のパターンかも。2010/01/10
ぱでぃんとんⅡ
2
久しぶりの再読。最初に読んだ時よりも楽しめた気がしますが、続きは……?2012/03/20