ハヤカワ文庫<br> サンドリンガム館の死体―女王陛下のメイド探偵ジェイン

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ハヤカワ文庫
サンドリンガム館の死体―女王陛下のメイド探偵ジェイン

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  • サイズ 文庫判/ページ数 535p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784151001338
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

エリザベス女王の別邸での休暇が台無しだ―ティアラまでつけた女王そっくりの死体が、領内で発見されたのだ。最近、王室を攻撃していた過激団体の仕業なのか?メイドのわたしは女王の命令で、密かに調査を始めた。やがて、死んだ女性の謎の多い生活ぶりが明らかになるが、その直後、第二の殺人が!小粋なメイド探偵ジェインの活躍を描くシリーズ第二弾。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ペルー

7
今回もジェインが大活躍。前作は舞台がバッキンガム宮殿ってことで、都会の雰囲気がよかったんだけど、今回は狩猟を楽しむ様な郊外でのシチュエーションでした。しかも寒そうで(笑)田舎道を夜トボトボ歩くシーンが印象的。複雑な事件で推理も二転三転しちゃうし、しかし、家名がとか、立場がとか、さすがイギリス王室を舞台にしているらしい感じがしました。恋愛要素がゼロでそこは残念。ジェインにもう少し若者らしいお楽しみの場面があってもいいのに。次作に期待。2015/09/21

madhatter

3
再読。本作は前作よりも現代的なガジェットが薄く、個人的には伝統的なお屋敷ものの延長線上にある作品として楽しめた(但し犯人は極めて現代的)。さて、本シリーズは大量の赤いニシンが被害者を中心に独立して存在するのではなく、彼等が互いに複雑に関連し合い、真相に至る構成が特徴であろう。容疑者同士の横の繋がりが強調されるとでも言うべきか。殊に本作は、それを生かした複雑なプロットが非常に面白かった。加えて、登場人物たちの上にある不在の人物達が、事件に暗い奥行きを出している。2011/06/03

ゆりっぺ

0
1999年3月28日

miaka

0
500ページを超える結構長い話なのに、途中で飽きずに読めます。カナダ人のジェインから見たイギリス人や習慣なども描かれていて、イギリス好き、またはイギリスに憧れている人には楽しく読めると思います。 王室スタッフは真面目な人揃いなのかと思ったらおもしろいキャラクターが多く、今回はたまたま休暇中のジェインのお父さんまで捜査に協力。 続編があるなら、読みたいなぁ。2015/05/21

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