内容説明
香港のある銀行で起きた奇怪な事件に黄線街分署のファイファー主任警部らは頭を抱えた。なんと九人の行員全員が死体で発見されたのだ。死因は毒入りシャンパンを飲んだためと判明。盗まれた物はない。乾杯しながら集団自殺したとでもいうのか?他殺だとしても強盗でないなら、一体誰が何のために?二転三転の展開、爆笑エピソード満載の奇天烈ミステリ。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
青縁眼鏡
2
展開がはちゃめちゃでどこに転ぶのかまったくわからない。暴力的な描写も多い。けれど最後はきちんと謎解きになっている。2022/07/30
けいちゃっぷ
2
中国への返還前の香港警察「黄線街分署」シリーズ。しかし、これが14作目だが他は訳されていないみたい。並行して語られる3つのエピソードそれぞれが面白かったり少しダレたりしたが、事件が収束していく過程は結構緊張しましたね。それに『リメイク』ほどではないが、映画やホームズの台詞などがでてきてニヤニヤしてしまいました(分かるものはね)。それにしても最終章、作者はよほど中国が嫌いなんだな(今はどうか知らんが)。415ページ2009/11/17
kanamori
0
☆☆★2012/02/02