ハヤカワ文庫<br> 楽園の骨

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ハヤカワ文庫
楽園の骨

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  • サイズ 文庫判/ページ数 364p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784151001192
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

掘り返して欲しくない骨。触れて欲しくない過去。平和なコーヒー農園に隠された謎? 親戚の死因を調べて欲しい―FBI捜査官ジョン・ロウの依頼でギデオンはタヒチへ飛んだ。ジョンの叔父の経営するコーヒー農園では最近不穏な出来事が続いており、今度は娘婿が不審な死を遂げたのだ。彼の死と一連の事件には何か関係が? やがて、平穏に見えた農園の秘密が明らかに……陽光輝く南の島でスケルトン探偵が鮮やかな推理を見せるシリーズ第八弾。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

セウテス

79
【スケルトン探偵】シリーズ第9弾。フランス領タヒチで、コーヒー栽培園を営むジョン・ロウの伯父と共に働く、義理の息子ブライアンが遺体で発見される。事故死と思われ腐敗が進んでいる事から、葬儀を待たずして埋葬されたのだが、ジョンへは疑問が届けられる。ギデオンは、ジョンに帯同してタヒチへと向かう。今回は現代人の骨であり、死亡したブライアンの骨から、意外な物語を導き出す。アメリカの保護プログラムの陽と陰は、一筋縄とは行かない問題だろう。骨ではないが、銃弾が頭蓋骨内から出なかった謎に、思わずオッと声を出すほどだった。2020/06/29

kagetrasama-aoi(葵・橘)

39
「スケルトン探偵シリーズ」第八作目。今回の舞台は南太平洋に浮かぶ島、タヒチです。ギデオンの友人のジョン・ロウに頼まれて、タヒチに住む親戚の死体を調べに行きます。ジョンの義伯父がコーヒー農園を営む大金持ち!大金が絡むと事件が起こります。ジョンの従姉妹の配偶者の不審死から始まり、最後はとんでもない犯罪が暴かれることに。ギデオンの死体鑑定は相変わらずの職人技。そしてタヒチ島の風景や夕陽の情景が素晴らしく、行ってみたい熱にとらわれました。いわゆるボリネシアン料理は “マヒマヒのステーキ”が美味しそうでした。2023/09/29

ほんまる

12
風景や食べ物、その場所の特色が、すごく描かれていて、あまりサスペンスに思えなかった。ただ、気持ちのいいそして、後味がいいコーヒーみたいに終わりました。 2020/05/07

ぽけっとももんが

9
ジュリーがいないからか、ジョンと二人旅だからか、なんとなく「遠足・番外編」的な感じ。謎解きはいつもの如し、もっとスピーディに進んでもよさそうなものだけれども、このシリーズに関しては食事や会話を楽しむものだからそれもまたよし。97年初版で、スターバックスとか「オレンジーナ」が出てくる。当時はなんだろなくらいで読み飛ばしたのだろう。20年後には日本でも一般的になってるよ。2019/12/15

Tetchy

9
実に愉しい読書だった。回を重ねる毎に、ジョン・ロウ、ギデオン・オリヴァー、そしてその妻ジュリーが素晴らしくて、実際に友達になりたいな、とまで思ってしまった。2009/01/17

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