ハヤカワ文庫<br> 古い骨

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ハヤカワ文庫
古い骨

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  • サイズ 文庫判/ページ数 334p/高さ 16X11cm
  • 商品コード 9784151000010
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

レジスタンスの英雄だった老富豪が、北フランスの館に親族を呼びよせた矢先に事故死した。数日後、館では第二次大戦中のものと思われる切断された人骨が見つかり、さらに親族の一人が毒で…。現在と過去の殺人を解き明かす、スケルトン探偵ギデオン・オリヴァー教授の本格的推理。アメリカ探偵作家クラブ最優秀長篇賞受賞の傑作。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

イエローバード

16
人骨から犯罪を暴くスケルトン探偵のシリーズ第四作。モンサンミッシェルの満ち潮にのまれて老人が死ぬ冒頭から、ぐちゃぐちゃした人間関係も乗り越えて一気読み。第二次大戦時の過去もおどろおどろしく、真相もかなり黒いけれど笑える。美味しそうな料理もユーモアも楽しめて満足の一冊。2022/12/18

ののまる

16
何気なく読み始めたら、最初の潮が満ちてきたところで止められなくなり。その後、スケルトン探偵(人類学教授)の分析で、ほーっとなって、途中で、ん?こういう展開じゃないの?と予測ついたけど、所々のウイットが面白くて。2018/08/19

Ribes triste

12
人類学者ギデオン・オリバー、人骨から事件を推理する別名スケルトン探偵。国際会議の講師に呼ばれたフランスで事件に巻き込まれる。さらには自分の命まで狙われることに。モン・サン・ミッシェルの満ち潮に巻き込まれるシーンは怖いです。そして出てくる美味しそうな料理も気になります。2017/01/19

ヨッシー

8
いやはや面白かったです。よく出来た一冊ですね。地味っちゃ地味ですが、深まる謎をちょっとずつ答えを明かしながら解いていくロジックにはなんか気持ちの良さがあります。キャラクターも立ってるし、ユーモアがまたほど好い感じ。トラベルミステリー的要素もあり、とにかくフランス料理がおいしそう。1988年は、こんな話でもMWA長編を取れたんだなぁと思うと、なんか嬉しいです(笑)クリスティ的な本格の味わいを1980年代にしてしっかり受け継いだ上質の一品。オススメ。2010/03/03

Tetchy

8
納得の行く面白さ。ユーモアのセンスが洒落てて雰囲気が良い。このシリーズ、楽しみだ。2008/11/16

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