ハヤカワ・ミステリ文庫<br> ミステリ・ハンドブック

ハヤカワ・ミステリ文庫
ミステリ・ハンドブック

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  • サイズ 文庫判/ページ数 575p/高さ 16X11cm
  • 商品コード 9784150785017
  • NDC分類 901.3
  • Cコード C0195

内容説明

海外の面白いミステリを読みたいと思ったとき、どうやったらそれを探り当てられるのか。人の好みはさまざまだから、ただやみくもに読んでみるのも一法だが、本当に面白いものを読み逃がしてはつまらな。しかも、どんな作家の作品にも、いいものとそうでないものとがある。となれば、探しものの在りかをいろいろな方法と視点で多角的にわからせてくれる本が一冊くらいあってみても悪くない。ミステリの本格ガイド登場。

目次

読者が選ぶ海外ミステリ・ベスト100
ジャンル別ベスト10
鼎談「ベスト100にない作品も挙げてみる」
マイ・フェイヴァリット・ミステリ
MWA賞、CWA賞受賞作リスト
シンポ教授のシンポ的ミステリ講座
ミステリ通になれる作家論特集
ハヤカワ・ミステリ文庫既刊リスト

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヴェルナーの日記

224
1991年版のハヤカワの海外ミステリー・ベスト100。初めに『読者が選ぶ海外ミステリー・ベスト100』、次にジャンル別ベスト10や池上冬樹氏・瀬戸川猛資氏・長谷川史親氏による鼎談。MWA賞・CWA賞の受賞作リスト、ミステリ作家たちによる作家論特集など、ミステリー好きな人ならば一度は目に通しておくことをお勧めする1冊。いま振り返ってみて、この時代のベスト1がアイリッシュの『幻の女』であることが懐かしく感じる。2019/01/07

ペグ

61
「サスペンスとは何か?ヒッチコックがこんなことを。乗るべき汽車の時刻に間に合うかどうかと必死に駅に〜これがサスペンス。発車間際にしがみつく。これぞスリル。一安心して考えてみると違う列車だった、と悟る一瞬がショック」と。膝を打つ一文ですね〜こんな面白いページも‼︎非常に作り手の熱意を感じる中身の濃い一冊です。本棚の片隅から取り出して久しぶりに読みました‼︎オススメの一冊です^o^2017/05/04

めしいらず

57
再再再…読。1991年「ミステリマガジン」誌上で行われた読者アンケートによる海外ミステリ・ジャンル別ベスト10とその全結果を集計したベスト100、著名人のエッセイ、ミステリ用語講座、重要作家30人の作家論と至れり尽くせり。一般的なベストとは全然違った結果になっているのも一興かと。新保博久氏、瀬戸川猛資氏の作家論が秀でて面白い。カー、デクスター、P・D・ジェイムズ、レンデル、ロス・マク…。遅読なボクに積読本を飛躍的に増大させた罪作りな本だよ、おまいさん。でも何度読んでも楽しいのだよね。ミステリ熱再燃なるか?2017/10/04

セウテス

56
長年折に触れては読んでいたのですが、登録する事に致しました。海外ミステリーの解説本なのですが、色々な作家、翻訳家、評論家の方々の思いを含んで書かれています。只人気の作品と言うのではなく、他では聴けないウンチクやお薦め作品を知る事が出来る上に、何度繰り返し読んでも楽しい内容です。早川で扱っている作品なのですが、年々手に入りにくい作品が増えてくるのは大変残念になりません。ミステリーは歴史や思い、技術やトリックが繋がっている文学ですので、是非とも新訳で古典作品を気軽に読める様になって欲しいと願うばかりです。2015/03/19

Tetchy

47
今読むと挙げられている作家は古い顔ばかりだが、それでもやはりミステリファン必携の書であろう。読めば読むほど、あれもこれも読みたくなる。2008/11/30

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