内容説明
十月末、干ばつに襲われたムース郡では火事が相次いでいた。もと新聞記者のクィラランをはじめ住民たちは、ヴォランティアを組織して火災監視にあたる。そんななか、シャム猫ココが窓際で鼻をひくつかせた夜、古本屋が火事に見舞われた。自然発火にも見えたが実は放火だったのでは?クィラランの疑念に追い討ちをかけるように、ヴォランティアの一人が何者かに殺されて…ココのよく利く鼻が隠れた真相を嗅ぎつける。
著者等紹介
羽田詩津子[ハタシズコ]
お茶の水女子大学英文科卒、英米文学翻訳家
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感想・レビュー
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kaizen@名古屋de朝活読書会
2
シャム猫ココシリーズ。 文庫の表紙の絵は、猫のいろいろな姿勢を書いています。色使い、猫の姿の捉え方など、それだけでも購入する価値があると思いました。 主人公クィラランは母の知り合いの金持ちから遺産相続を受けた人間です。猫との間友達のような、猫に使われているような関係が面白い。 猫と主人公が特別の能力を少しづつ持っているようだ。 毎回起こる殺人。しばしば起こる火事。 シャム猫ココと、飼い主のクィル。 猫好きの人なら、どれを読んでも楽しめる。 今回は、廃坑で起きる火事をはじめ、さまざまな火事2011/04/20
くわずいも
1
再読2020/05/14
barcarola
1
ムース郡風土記(笑)。なんともいろいろある土地だ。2016/12/25
けいちか
1
ココは本当にヒントだと思ってるんだろうか。勝手にクィルがヒントをもらったと思ってるだけなんだろうか。2007/03/12
寧々子
1
ココは火事場にはかけつけませんが、今回も色々な手段で大発見もするしクィラランにヒントを与えます。 けどヒントはねぇ。。。事件が解決してからじゃないと結び付けられないんですよね~2009/04/18