内容説明
クィラランは幽霊の存在なんて信じてはいなかった。けれど、博物館の女性館長の怯えようはただことではなかった。夜な夜な、奇妙なうめき声や、壁を叩くような音が聞こえてくるというのだ。その夜、彼女が心臓発作で急死したことから、クィラランは幽霊探しに乗り出すことになった。が、博物館にまつわる血塗られた過去が浮かび上がり、次々と不審な出来事が…謎が謎をよぶ怪事件にシャム猫ココが挑む、シリーズ第8弾。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
とも
71
前半は登場人物も丁寧に説明があり、イメージしやすく話にすーと入れたが、中盤ややこしくなって何度か寝落ちしてしまった。後半からラストはまた一気に面白く読むことが出来た。猫が好きなのがよく伝わって来てほっこりした。2023/05/04
Hugo Grove
9
手元にあったココシリーズを6冊ほど読んだ。すっかりハマってしまって読まずにはいられなかった。なんにでも鼻を突っ込みたがる好奇心のかたまりの猫。それなのに、臆病で瞬く間に逃げ出して隠れてしまう。私も猫に対してばからしく赤ちゃん言葉で話しかけたりしない。猫は自尊心の強い賢者だから。まだまだシリーズはたくさんあるのでぼちぼち読みたいと思う。2013/02/01
にゃおん
6
今年最後の読了本はこれでした。シャム猫ココシリーズ・・・第一作は1960年代に書かれているというのに、嫌な古臭さが無くて楽しい。来年もこのシリーズにはまるのは間違いなしです。2013/12/31
アルクシ・ガイ
4
クィラランの周りでは本当によく人が死ぬ。「蝶ネクタイにメガネの小学生が隣に越して来ました。助けて下さい!」てなジョークがあるがアメリカでは「シャム猫を二匹連れた口髭の男が」だな。2018/02/13
寧々子
4
「わが家とは、わたしの歯ブラシと猫のトイレが備えてある場所だよ。」 クィラランのセリフなのですが、猫好きらしいセリフで好きです♪♪♪2008/11/21