内容説明
最初の被害者は若い男性で、死体は砂浜で発見された。次は女性で現場はモールの駐車場。被害者たちの間には何のつながりもない。だが二人とも小口径の銃で、同じように胸を二発撃たれていた。それも二挺の銃で一発ずつ。特異な手口の連続殺人なのか?動機なき殺人を追うストーン署長の苦悩は深まる。だが彼に挑戦するかのように、さらなる殺人が…熱き警官魂を持つクールガイ、ジェッシイ・ストーンが姿なき敵に挑む。
著者等紹介
菊池光[キクチミツ]
英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
GAKU
61
ジェッシィ・ストーンシリーズ第4作。今回は無差別連続殺人を追うジェッシィ。それと並行し、女子高校生のレイプ事件も発生。私としては主の連続殺人事件より、レイプ犯の少年3人と親達に対するジェッシィの行動に痛く共鳴。ここら辺の展開はいかにもロバート・B・パーカーらしく好きです。シリーズはまだ続くのですが、菊池光氏の訳はこれで最後なのが残念。今作ではスペンサーシリーズでお馴染みの女性弁護士、リタ・フィオーレも登場。ロバート・B・パーカーファンなら、間違いなく楽しめる1冊。2017/10/29
タナー
12
読書メーターで、6年ほど前に再読したときの自分のレビューを見つけた。ということは、恐らくこの作品を読んだのは少なくとも今回で3度めということになる。R.B.パーカーの突然の訃報を目にしてから既に10年以上もの年月が流れた。パーカーの作品はほぼ全て読んでおり、再読もしているが、中でもこのストーン署長のシリーズが自分は一番好きだ。今作での全編に漂うような緊張感と、事件が進んでいくスピード感みたいなものも、タマらない。このシリーズの他の作品、そしてスペンサー・シリーズも、更に再読することになりそうだ。2021/08/02
bapaksejahtera
7
ジェッシイ・ストーン・シリーズ第4作。私が記憶する同題のテレビの筋とそれほど異なってはいない。ヤッピー崩れ夫婦が連続殺人を行い、終にはジェッシー署長にまで牙をむく。テレビと異なり割にあっけない結末となる。これと全く重ならない脇筋として少女を強姦する不良少年を主人公が懲らしめる話。こちらはTVと大きな相違はないが、TVの描き方よりも良くできていると思う。いずれにせよこれまでの所主人公のイメージとしては、原作よりもTVのトム・セレックの演技が気に入っている。2020/03/22
きき
5
原作読む時もトムセレックを頭の中で思い描きながら読んでしまう。 浮気した妻を吹っ切れない主人公の気持ちが切なくて、そんな男の気持ちを知りながら何時迄も繋がっていたがる元妻の狡さが不快。 でも面白いから再読しちゃう、ドラマもリピしちゃうのだ。
はげ太郎
2
ジェッシィ、関係ある人たちが頭おかしい夫婦に…。 人間味といったらそうなのだろうが、それにしても元妻に執着しすぎ。被害者のこれからの生活をも考えてあげられるのに…。何故、ジェンに…。 2015/03/28
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