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ハヤカワ・ミステリ文庫
悪党―スペンサー・シリーズ

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  • サイズ 文庫判/ページ数 404p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784150756833
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

元検事補の女性から、スペンサーは一年半ほど前に彼女が担当した殺人事件の再調査を依頼された。容疑者の黒人の男には有罪判決が下っているが、当時充分な弁護がされていなかったのではないかというのだ。スペンサーは調査を開始するが、奇妙なことに事件の関係者は不審な態度を見せ、再三脅迫を受ける。スペンサーは愛するスーザンに警護をつけ、敢然と真相を追及する。が、何者かに銃撃され、瀕死の重傷を負うことに。

著者等紹介

菊池光[キクチミツ]
英米文学翻訳家
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

背番号10@せばてん。

29
【1999_このミス48位】2007年12月30日読了。スペンサーシリーズ第24弾。ロバート・B・パーカー、2010年永眠。自分に多大なる影響を与えてくれた、巨星に心より合掌。2007/12/30

白義

16
素行は最悪だが無実の黒人を救うために殺人事件を調査し、人種の偏見や病んだ親子の不和をクールにタフにえぐり出していくいつものスタイルだが今回は一味違う。スペンサーを瀕死に追い込むほどのヒットマン、歴代最強の敵役であろう「灰色の男」が現れるからである。今までにない強敵に歴代屈指のサスペンスが生まれ、決着を静かに盛り上げるように歴代のサブキャラクターたちがオールスターで登場する。そして来るべき灰色の男との決着、これがまた渋い。単純な撃ち合い殺し合いではなく、一捻りがあってそれがまた互いの魅力を高める名勝負である2016/11/15

matsu

8
個人的スペンサー再読フェア。いつもの如くグイグイと前進するスペンサーの前に恐らくはシリーズ最強の敵が立ち塞がる。一度は敗れ(たかに見える)、死地にまみれるスペンサー。そこからの復活劇。そしてオールスターキャスト。(なんと、パトリシア・アトリイまで!)ホークの「俺のブラザーだ」に心が震える。多くの味方に(敵にまで)支えられて、それでも最後は自分の手で決着をつけるスペンサー。プロフェッショナルとプロフェッショナルの対決。ルーガー、シブいぜ。2017/03/31

GAKU

6
私の大好きな作家、ロバート・B・パーカーのスペンサーシリーズ。 何度目かの再読です。 ハードボイルド好きの方で、未読な方は是非読んでいただきたいです。2015/06/02

魔魔男爵

5
「魚は自転車が必要ないのと同じように、女に男は必要ないよ」もう一丁!「怒りは表現する必要はないのよ。自分が怒っていることを知り、その理由を知っていて、自分を欺かなければ、それで充分なの」悪党は毎巻出ているのにこの巻が悪党なのは、自分の手を汚さず金の力で他人に悪い事させる金持ちが一番の悪だということだね!悪も正義も単純な怒りの発現はない、生きる姿勢に矜持を持ち、浅はかな自己表現を戒める素晴らしいハードボイルド!2009/07/24

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