ハヤカワ・ミステリ文庫<br> 家族の名誉―サニー・ランドル・シリーズ

  • ポイントキャンペーン

ハヤカワ・ミステリ文庫
家族の名誉―サニー・ランドル・シリーズ

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 文庫判/ページ数 439p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784150756741
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

サニーが請け負った、家出した名家の少女ミリーの捜索は不審なにおいがした。両親は警察に連絡せず、失踪の状況も詳しく話そうとしないのだ。調査の末、サニーは売春婦になっていたミリーを発見するが、少女は心を閉ざし、両親に会おうとしない。自宅に引きとったサニーが女性の強さや自立を教えるうち、少女は両親に関する衝撃の告白を!タフで自然体、もっとも現代的な女性探偵サニー・ランドル登場。文庫オリジナル。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Kircheis

272
★★★☆☆ サニー・ランドルシリーズ第1作目。 以前からパーカーが女性を主役に小説書いたら面白くなりそうと思ってたので、興味津々で読んだ。予想通りなかなか面白い作品だったが、前夫のリッチーに引きずられすぎなのがマイナス。またコルレオーネ家みたいなリッチーの一家をサニーが利用するのも好きじゃない。本当にタフな女が見たかったぞ。 ストーリーはスペンサーシリーズの『儀式』+『初秋』+『拡がる環』て感じ。これはこれで悪くないのだが、もうちょいオリジナリティがあると更に良かったかも。2022/11/07

bapaksejahtera

14
著者によるシリーズとしては、スペンサーJストーンに続く3人目の元警官の女性探偵。警官一家に生まれ幼馴染の男と結婚するが、彼は本人を除き家族がギャング。主人公に依頼があり、家出をした娘を探してほしいという。依頼家族の様子に不信を感ずるが兎も角受諾して捜査するうち売春婦となっている少女を発見する。少女は家族への不信から容易に心を開かず、彼女へのケアが全編の中心となる。この間主人公を襲う悪漢を含め夥しい人命の喪失がある。法や神の観点からはおかしな貸借対照表となる。設定は先行作品の剽窃のように感ずる。痛快作だが。2023/04/06

kemonoda

5
最近すっぱりパーカーばかりですが、今回はスペンサーシリーズではなく、女性探偵であるサニー・ランドル・シリーズを初読み。女性ハードボイルドというとパレツキーのV・I・ウォーショースキー・シリーズを思いだしますが、やはり基本的なテイストは似ています。でもパーカーのパーカーらしさは、はやり法では裁けない巨悪への最終手段はやはり皆殺しにしてしまうという(笑)。サニーとミリセントの交流の描かれ方は、スペンサーシリーズにもよくみられる類型でもありますが、とても素敵です。このへんがパーカーを読んでいて気持ちいところ。2015/06/04

ブル-ス

3
できるんなら、やるかやらないか自分で決められるわ。できないからやらないっていうんじや、自分で決めたことにならないでしょ? サニーランドル2022/02/13

tai65

3
星5つ2019/04/15

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/416495
  • ご注意事項