ハヤカワ・ミステリ文庫<br> 蒼めた王たち

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ハヤカワ・ミステリ文庫
蒼めた王たち

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  • サイズ 文庫判/ページ数 272p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784150756666
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

ニューイングランドの田舎町で、コカイン密売を追っていた新聞記者が惨殺された。調査を依頼されたスペンサーは現地に赴くが、警察をはじめ町全体が事件に関して完全に口を閉ざし、手掛りがつかめない。やがて、事件にからむ三人の女が浮かんだ―警察署長の妻、実業家の妻、若いソーシャル・ワーカー。記者殺しは不倫の清算だったのか、密売組織の仕業なのか。非情なドラッグビジネスの世界に挑むスペンサーの苦闘。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

背番号10@せばてん。

33
1996年10月19日読了。スペンサーシリーズ第14弾。ロバート・B・パーカー、2010年永眠。自分に多大なる影響を与えてくれた、巨星に心より合掌。(2019年9月23日入力) 1996/10/19

ヒラノユウスケ

3
やっぱりこのシリーズが好き。様々な解説で書かれている通り、現代の騎士道なのだ。弱きを助け、強きを挫く。そこにあるのは純粋なる意志と使命感。それを達するためなら他のどんな犠牲も厭わない。その時自分が大切だと思っているもの以外がどんな目にあっても。別の角度から見ればスペンサーとスーザン、ホークの関係性もとても良い。アイルランド系、ユダヤ系、アフリカ系アメリカ人の3人が今のコンプライアンスに照らし合わせたら非難の嵐に包まれるようなやり取りを交わす様は会話のテンポも相まってとても気持ちがいい。2023/12/19

GAKU

3
私の大好きな作家、ロバート・B・パーカーのスペンサーシリーズ。 何度目かの再読です。 ハードボイルド好きの方で、未読な方は是非読んでいただきたいです。2015/06/02

kemonoda

3
しばらくとても忙しくて読書がすすみませんでしたが、ようやく本を読む時間ができた。というわけでスペンサーシリーズ。痛快です。本書はスペンサーが自らの弱さをスーザンの前でみせる場面がとても心震わされました。そして法で裁けない敵は最終的には皆殺しにしてみせる痛快さ(?)がやはりスペンサーシリーズの見所というか、なんというか、いやあ皆殺しでしたね。2015/05/29

ebisubeeeer

2
ホイートンでコカイン取り引きを取材していた新聞記者の殺人事件捜査を新聞社より依頼を受ける。 相変わらずスーザンを恋しいスペンサーは危ない街にスーザンを呼び寄せたりしている。 好きなシーンはヘンリイがコカインを保管していたのにパーティーに呼ばれず除け者になったのでは心配したこと。2021/08/10

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