ハヤカワ・ミステリ文庫<br> 服用量に注意のこと

ハヤカワ・ミステリ文庫
服用量に注意のこと

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  • サイズ 文庫判/ページ数 446p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784150747152
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

夫を殺した、と女はダイヤモンド警視のもとに自首してきた。酔っている夫に物を投げ、殺してしまったという。だが検視の結果、死因は背中の刺し傷と判明した。女はだれかをかばっているのか?ダイヤモンドが熱き刑事魂で真相に挑む「ウェイズグース」をはじめ、殿下もの、怪奇譚、アメリカの限定版のみに掲載された「クリスマス・ツリーの殺人」など、16篇を収録。短篇巧者ラヴゼイの多彩な魅力にあふれた第三短篇集。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

紅はこべ

37
バーティ殿下もの、ダイアモンドもの、ノンシリーズ。どれもラヴゼイらしい皮肉とユーモアがてんこもり。結婚生活を皮肉ったのが多かったかな。高レベルの作品が揃っています。クリスマスに殺人が起きるのが2作品あり。クリスマスって殺人にはうってつけの設定かもね、不謹慎だけど。2015/09/23

カーゾン

14
M:タイトルから一度に一気に読むな、ということだったので、長編の合間に読み、数日かけて読了。1位はどんでん返しが見事な「空軍仲間」 次点が「プディングの真価」と「おしどり夫婦」 猫好きなので掌編の「イースター・ボンネット事件」も面白く読めた。犯人当てよりもどんな展開が待っているのか?どうひっくり返るのか?を楽しみにしつつ読む短編集だと思います。2024/03/19

おくちゃん

11
「服用量に注意のこと」この短編集に収録されている短編の作品名ではない。短編集としての題名。読んで分かった。確かにこの本の飲み過ぎ(飲み過ぎ)は体に悪いかな?寝る時間が短くなる。2021/05/19

lanikai

7
ラヴゼイさんはピーター・ダイアモンド警視のシリーズを愛読していますが、今回は短編。殿下のは初読。面白いけど時代設定が古い。「空軍仲間」がよかったかな。2021/04/24

bapaksejahtera

7
私にとってのラヴゼイは、アンソロジー短編がスタートであったから短編集はパスできない。本書には16篇収められている。こちらの調子のせいかもしれないが、出来には多少波があった。ラヴゼイの長編主人公である皇太子やダイヤモンド警視登場の小編が2本ずつ収められている。後者はまずまずと言える。傍目には仲のよい夫婦が互いを殺そうとする「おしどり夫婦」、民俗的な怪奇物「オドストックの呪い」、痛快なハッピーエンド「オウムは永遠に」、DV亭主への報復「プディングの真価」が気に入った。翻訳短編集は3つらしい。あと一つ残っている2021/03/13

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