ハヤカワ・ミステリ文庫<br> 怪盗ルビイ・マーチンスン

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ハヤカワ・ミステリ文庫
怪盗ルビイ・マーチンスン

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  • サイズ 文庫判/ページ数 267p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784150728519
  • NDC分類 933

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

本木英朗

16
アメリカのミステリ作家のひとり、ヘンリイ・スレッサーの中でも、この作品は非常に評価が高いものの一つだ。俺は2006年に一度読んでおり、今回で2回目だが、やはり面白かったし、難しかったよ、うん。善良なる小市民にして、犯罪における悪魔的頭脳の持ち主でもある青年ルビイ・マーチンスン。ニューヨークのダウンタウンを舞台に繰り広げられる、強盗・詐欺・空巣・追い剥ぎ・八百長といった彼の奇想天外な犯罪計画の数々とその皮肉な失敗までの顛末、である。いやー、よかったぜ。また10年以内に読もう。2020/01/30

けろりん

6
「怪盗」ではなくて、「快盗」なのが、この小説のキモ。1950年代のニューヨークを舞台に、世紀最大の犯罪的頭脳の持ち主ルビイ・マーチンスンと、その従弟の二人の若者が、大活躍(?)する。次々と計画される犯罪もさることながら語り手である従弟のヘタレ加減が面白い。ミステリーでも、サスペンスでも無いけれど、ハラハラドキドキさせられるのは、彼等を盲信し、溺愛する母親達と同じ目線で読んでいるからかも。2017/10/25

やんも

4
誇大妄想狂と思ったらとんでもない、毎回竜頭蛇尾で犯罪は不発に終わるが、それにしたって、やるこたぁやっている。義賊なんかじゃない。心はラッフルズ並みに悪党だ。相棒に気弱な従兄弟しか誘えなかったのが運のつき、組んだ相手が度胸と器用さをもっていたら「快盗」は「怪盗」に!? そうしないのがスレッサーの持ち味。ルビイの外見と、悪党を気取ったしゃべり方のギャップもまた楽しい。でもやっぱり「快盗」ってイメージじゃないなぁ。2013/04/04

鬼怒川

2
ラッフルズの流れを汲んだようなお話かな?でも面白いのに二人の関係があんまり好きじゃない…ルビイから従弟ちゃんへの愛を感じない…。もっと可愛がってあげてよ…。2016/08/17

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