ハヤカワ・ミステリ文庫<br> 帽子から飛び出した死

ハヤカワ・ミステリ文庫
帽子から飛び出した死

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  • サイズ 文庫判/ページ数 380p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784150716516
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

おか

26
久しぶりに私にとっては(笑)本格密室探偵小説^_^ロースンは本人も探偵役のマーリニと同じく奇術師、だから 今回も容疑者は心霊学者 手品師霊媒 奇術師 腹話術師 等錚錚たる面々^_^何でも有りかと思いきや 語り手に語らせている通り キッチリ探偵小説に組み立てて行く 流石です^_^作中で 探偵を50人程並べているが 知っているのは10人位かしら、、、もっと もっと本読まなくちゃ。あー 後50年程 時間が欲しい。この時代の探偵物が 今の時代に影響を与えているのだなぁと つくづく思います。2016/10/18

紅はこべ

18
たけしの芸能史のマジック特集を観て、一番好きなマジシャンミステリの海外もの。

カーゾン

8
M:初読はHPM。その本が所在不明なので、世界推理小説全集版で再読。だけど西田政治訳で読みにくい。会話もですます調で変に堅苦しく読了まで時間がかかった。登場人物が奇術師・魔術師・霊媒とテンコ盛りでごちゃごちゃ感たっぷりだし、密室トリックも「そんなものですか?」程度なものでカー(ディクスン)よりどうしても劣る印象。会話がスッキリした新訳版でも出たら、また読んでみて頭を整理しようかと思うけど、果たして出るかな?2023/07/15

造理

8
★★★☆☆ 奇術師、霊媒師、腹話術師などが勢揃い。中身は本格度200%の濃いフーダニット。密室講義や○○トリックなど面白かった。ただ若干登場人物が無駄に多いかなあ。あともっと奇術とストーリーをうまく絡めてたらよかった。その点で「11枚のとらんぷ」そして泡坂妻夫はやっぱりすごい!2016/03/22

nightowl

7
同じマジシャンでミステリ作家だと故・泡坂妻夫が思い付く。ただ、始祖だけあってスマートさが余り感じられない。ごちゃごちゃ感がミスリードになってはいるものの、あることに関して先に読んだ方と同じようにちょっとそれは…とミステリ読みとしては否とする部分あり。演劇好きとしては、ユージーン・オニールのギリシア悲劇に題を採ったドロドロ愛憎劇「喪服の似合うエレクトラ」(名作!)が思わぬ所で使われており確かにこの劇であんなことが起きたらと吹き出しそうになった。2020/04/30

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