ハヤカワ・ミステリ文庫<br> 海浜の午後

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ハヤカワ・ミステリ文庫
海浜の午後

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  • サイズ 文庫判/ページ数 225p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784150700799
  • NDC分類 932

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

madhatter

1
再読。「海浜…」のコミカルで皮肉な展開も、「患者」の緊迫感溢れる雰囲気も好きだが、やはり「鼠たち」がベスト。発想自体はポアロものの短編(中編?)と共通するが、視点や設定を変え、真犯人の意図を更に掘り下げたところが面白い。更に、名探偵なき怪事件とは、こんなにも恐ろしいものなのだと思った。救いのない状況下で、人間の安っぽい鍍金が剥がれてゆき、何も信用できなくなる描写が本当に怖い。舞台に乗せる戯曲としては地味なのだろうが。しかし、サンドラ…お盛んなことですなあ(棒読み)。2011/02/12

みい⇔みさまる@この世の悪であれ

1
☆×3.0…テーマは「どんでん返し」。3つの作品すべてに何らかの思わぬ強烈な事実が出てきます。表題作は最後の最後で「え、そうきますか。」というような描写が見られます。お勧めは最後の「鼠たち」であります。これは究極のはめられてしまった系統の作品。無罪を主張しようにも警察に弁明できるものが一切ないのですから。絶望で幕は閉まります。意外性のみで主要探偵も出てこないので物足りなかったです。2010/09/15

もっち

0
人物の動きを逐一追いかけるのは、まあちょっと疲れたけど舞台を(スローで)観ている感覚で楽しかった ミステリ的には『患者』が、緊張感を保ちつつなかなかのサプライズも仕掛けていてよかった 表題作はこの尺にしては人物が多すぎるとは思うけど、パーシー君のわたわたする様子は微笑ましくて好き 『鼠たち』は何だかまとめ切らないうちに終わっちゃった印象2015/11/08

小花

0
・20030103

ブルーローズ

0
冒頭の海浜の午後がどんでん返しありでよし。2010/03/09

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