出版社内容情報
行動経済学の第一人者が、誰しも抱く「少し得したい」という「ずる」の心理を徹底解明
内容説明
クリエイティブな人、偽ブランドを身につけている人、共同で仕事をする人は、「ずる」しやすい?不正による報酬が高額になると、ずるはむしろ減る?キャッシュレスになると不正が増える?行動経済学の第一人者であるアリエリー教授が、楽しい実験を通して「ずるをするのは悪人だけではない」ことを明らかに!私たちがちょっとした嘘やごまかしを正当化してしまうからくり、ずるを未然に防ぐ効果的な方法を考える。
目次
なぜ不正はこんなにおもしろいのか
シンプルな合理的犯罪モデル(SMORC)を検証する
つじつま合わせ仮説
ゴルフ
自分の動機で目が曇る
なぜ疲れているとしくじるのか
なぜにせものを身につけるとごまかしをしたくなるのか
自分自身を欺く
創造性と不正―わたしたちはみな物語を語る
感染症としての不正行為―不正菌に感染するしくみ
協働して行なう不正行為―なぜ一人よりみんなの方がずるをしやすいのか
半・楽観的なエンディング―人はそれほどごまかしをしない!
著者等紹介
アリエリー,ダン[アリエリー,ダン] [Ariely,Dan]
行動経済学研究の第一人者。デューク大学教授。ノースカロライナ大学チャペルヒル校で認知心理学の修士号と博士号、デューク大学で経営学の博士号を取得。その後、マサチューセッツ工科大学(MIT)のスローン経営大学院とメディアラボの教授職を兼務した。この間、カリフォルニア大学バークレー校、プリンストン高等研究所などにも籍を置いている。また、ユニークな実験研究によりイグ・ノーベル賞を受賞
櫻井祐子[サクライユウコ]
翻訳家。京都大学経済学部卒。オックスフォード大学院で経営学・哲学修士号を取得(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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