出版社内容情報
ピアノを弾く認知症患者、雷に打たれた音楽偏愛者など、音楽と脳の関係を医学的に解明
内容説明
雷に打たれ蘇生したとたん音楽を渇望するようになった医師、ナポリ民謡を聴くと発作を起こす女性、フランク・シナトラの歌声が頭から離れず悩む男性、数秒しか記憶がもたなくてもバッハを演奏できる音楽家…。音楽と精神や行動が摩訶不思議に関係する人々を、脳神経科医が豊富な臨床経験をもとに温かくユーモラスに描く、医学知識満載のエッセイ。
目次
第1部 音楽に憑かれて(青天の霹靂―突発性音楽嗜好症;妙に憶えがある感覚―音楽発作 ほか)
第2部 さまざまな音楽の才能(感覚と感性―さまざまな音楽の才能;ばらばらの世界―失音楽症と不調和 ほか)
第3部 記憶、行動、そして音楽(瞬間を生きる―音楽と記憶喪失;話すこと、歌うこと―失語症と音楽療法 ほか)
第4部 感情、アイデンティティ、そして音楽(目覚めと眠り―音楽の夢;誘惑と無関心 ほか)
著者等紹介
サックス,オリヴァー[サックス,オリヴァー] [Sacks,Oliver]
1933年、ロンドン生まれ。オックスフォード大学を卒業後、渡米。脳神経科医として診療を行なうかたわら、精力的に作家活動を展開し、優れた医学エッセイを数多く発表する。2007~2012年、コロンビア大学メディカルセンター神経学・精神学教授、2012年からはニューヨーク大学医学部教授を務める。2008年に大英帝国勲章コマンダーを受章
大田直子[オオタナオコ]
翻訳家。東京大学文学部社会心理学科卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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