ハヤカワ文庫NF ハヤカワ・ノンフィクション文庫<br> ファスト&スロー―あなたの意思はどのように決まるか?〈下〉

個数:

ハヤカワ文庫NF ハヤカワ・ノンフィクション文庫
ファスト&スロー―あなたの意思はどのように決まるか?〈下〉

  • 提携先に41冊在庫がございます。(2024年04月24日 07時42分現在)
    通常、5~7日程度で出荷されます。
    ※納期遅延や、在庫切れで解約させていただく場合もございます。
    ※1回のご注文は10冊までとなります
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【出荷予定日】
    通常、5~7日程度で出荷されます。

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 文庫判/ページ数 427p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784150504113
  • NDC分類 141.8
  • Cコード C0111

内容説明

私たちは日々どのように意思決定を行なっているのだろうか?カーネマンによると、直感的で感情に根ざす「速い思考」と合理的で努力を要する「遅い思考」の相互作用だという。二つの思考の特徴を分析し、人がいかに錯覚に陥りやすく不合理な決定を行なうかを浮彫りにする。プライベートやビジネス、政治における、よりよい決断への道筋を示し、あなたの人間観、世界観を一変させる21世紀の新たな古典。

目次

第3部 自信過剰(承前)(エキスパートの直感は信用できるか;外部情報に基づくアプローチ;資本主義の原動力)
第4部 選択(ベルヌーイの誤り;プロスペクト理論;保有効果;悪い出来事;四分割パターン;めったにない出来事;リスクポリシー;メンタル・アカウンティング;選好の逆転;フレームと客観的事実)
第5部 二つの自己(二つの自己;人生は物語;「経験する自己」の幸福感;人生について考える)

著者等紹介

カーネマン,ダニエル[カーネマン,ダニエル] [Kahneman,Daniel]
認知心理学者。プリンストン大学名誉教授。専門は意思決定論および行動経済学。1934年テルアビブ生まれ。幼少期をパリで過ごし、その後家族とともにパレスチナに移住。エルサレムのヘブライ大学で心理学と数学を学んだ後、イスラエル国防軍心理学部門に勤務。1958年にアメリカに渡り、カリフォルニア大学バークレー校で心理学の博士号を取得。ヘブライ大学などを経て、1993年よりプリンストン大学教授。2002年に、不確実な状況下における意思決定モデル「プロスペクト理論」などを経済学に統合した業績が評価され、心理学者にしてノーベル経済学賞を受賞

村井章子[ムライアキコ]
上智大学文学部卒、翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 3件/全3件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

はっせー

145
人間は錯覚する。それをどうにかすることは難しいらしい。上下巻を通して言えることは錯覚する状態を知って今の状態だと錯覚するから気を付け冷静に判断すれば回避することが出来る。その回避法を教えてくれている。人間にはシステム1とシステム2がある。この2つを使い分けていることによる錯覚が起きる。しかしこの2つによって大半のことはうまく行くことが多い。専門家に経験の直感がまさにその例だ。私たちに出来ることは錯覚から起きてしまったことに怒りや不安を覚えるのではなく、妥協して向き合うこと。それが一番大事だと思った!2020/10/22

WATA

75
上巻に引き続き、合理的に判断できない事例の分析が続く。自分自身では注意深く考える「システム2」で判断しているつもりでも、自動的・直感的な「システム1」の影響を強く受けている場合が多いことがよく分かる。この影響を回避するためには、一度立ち止まって自分の判断を意識的に見直すしかない。つまり、この本で学んだことを実生活に活かすには、直感に従って動き出す前に「今、自分は重大な判断をした!」と気づくことが必要だということ。合理的判断力を養うのはなかなか大変そうだ。2014/07/28

aponchan

51
かなり時間をかけてようやく読了。上巻に続き、事例を基に解説されているものの、ゆっくりと時間をかけて読まないとなかなか理解ができなかったが、筆者はかなりかみ砕いて判り易く解説しようとしていると感じられる内容だった。上下巻を通しで再読し、理解を深めたいと思わせる良書。物事を理解する際に、瞬間的な判断をシステム1で無意識にしていることを理解し、「ちょっと待てよ」とシステム2の働きを様々な場面で促すことができるよう、微力ながら心がけたいと思う。2018/07/21

たかしくん。

44
上巻から大分ブランクが空きましたが、漸く読了。行動経済学の観点から、特に、意思決定の心理を、ちょっとしつこい位に考察します。ベルヌーイの誤り、プロスペクト理論、損失回避の動機、分母無視による過大評価など、簡単に錯覚を惹き起こしかねない、人間心理の引っかけ問題が次々と出てきます。上巻での最初のお題(システム1と2)で圧倒的に信頼されたシステム2も、上手にコントロール出来なければ、合理的な判断の点では、結局は大して宛にならない、って結論づけるのは、ちょっと強引かな!?(笑)2019/03/10

inami

37
◉読書 ★3.5 本書下巻においてもテーマは、私たちが直感的に信じてしまう認識の誤り、つまり「認知的錯覚(錯視とは異なる)」、「プロスペクト理論」においては、利得を手に入れようという動機よりも、損失を避けようとする動機のほうが強いということや問題の提示の仕方が考えや選好に不合理な影響をおよぼす「フレーミング効果」(例:①術後1カ月の生存率は90% ②術後1カ月の死亡率は10%)など興味深かった。私たちは、たとえ重要な選択であっても、その表現や書式など、本質とは関係のない事柄に振り回される動物なのです・・笑2023/01/27

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/8127964
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。