ハヤカワ文庫NF ハヤカワ・ノンフィクション文庫<br> 繁栄―明日を切り拓くための人類10万年史

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繁栄―明日を切り拓くための人類10万年史

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  • サイズ 文庫判/ページ数 619p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784150503888
  • NDC分類 209
  • Cコード C0120

出版社内容情報

世界は確実に良くなっている! 豊富な資料と圧倒的な説得力で悲観的な未来予測を覆す

内容説明

人口爆発、環境汚染、貧困拡大、温暖化…われわれ人類の行く末について、悲観的な予言を目にしない日はない。だが実のところ、いまこそは人類史の最高の時代なのだ。明日を暗くするかに見える問題も、多くは良い方向に向かっている。著者リドレーは、ヒトが大成功を収めた要因が「分業」と「交換」であるとし、アイデアの交換=共有によって、さらなる繁栄が到来すると告げる。比類なき“合理的楽観主義者”宣言の書。

目次

プロローグ アイデアが生殖するとき
第1章 より良い今日―前例なき現在
第2章 集団的頭脳―20万年前以降の交換と専門化
第3章 徳の形成―5万年前以降の物々交換と信頼と規則
第4章 90億人を養う―1万年前以降の農耕
第5章 都市の勝利―5000年前以降の交易
第6章 マルサスの罠を逃れる―1200年以降の人口
第7章 奴隷の解放―1700年以降のエネルギー
第8章 発明の発明―1800年以降の収穫逓増
第9章 転換期―1900年以降の悲観主義
第10章 現代の二大悲観主義―2010年以降のアフリカと気候
第11章 カタラクシー―2100年に関する合理的な楽観主義

著者等紹介

リドレー,マット[リドレー,マット] [Ridley,Matt]
1958年、英国ノーサンバーランド生まれ。オックスフォード大学モードリン・カレッジを首席で卒業後、同大で博士号(動物学)を取得。その後『エコノミスト』誌の科学記者を経て、英国国際生命センター所長、コールドスプリングハーバー研究所客員教授を歴任。英国王立文芸協会フェロー、オックスフォード大学モードリン・カレッジ名誉フェロー。リチャード・ドーキンスらと並ぶ科学啓蒙家として世界的に著名で、その執筆活動により全米科学アカデミー図書賞、デイヴィス賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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absinthe

204
面白かった。ハイエク万歳な展開。ハイエクは尊敬しているのでこれは楽しい。人類が進歩を重ね時代を下っていく様子が描かれる。最近話題の未来に関する悲観論も一刀両断。これほど楽しい読書体験は、暴力の人類史以来。きわめて良本。悲観論ばかりの昨今、こういう楽観論は少なくなったが。きっと未来は明るいと信じさせてくれる。人類の社会は、トップダウンではうまくいかないこともあるんだね。イノベーションはボトムアップが良い。2018/04/16

赤星琢哉

34
人類の繁栄の源は「専門・分業」と「交換」。これは人類という大きな括りだけでなく、人が集まる組織・コミュニティにも当てはまる。また、世間一般的に良いと思われていることに対する的確な批判も面白い。例えばオーガニック食品の流行りや、地球温暖化が悪という風潮。「暴力の人類史」と同じく現在が一番繁栄(平和)と主張している。合わせて読むと(混乱するかもだけど)面白いかも。とても勉強になる。2018/05/17

くも

27
随分前に読んだのだが、『21世紀の啓蒙』(Sピンカー)を読んで思い出した。人類の発明と進歩発展を俯瞰して見せる。技術の発展は害ばかりで利益などわずかしかないと思いがちで、自然破壊や社会の変化の犠牲者ばかりに目を向けてしまうが、人類が今までに積み上げたものの大きさをまとめて実感すると、以下に無知な立場で批判していたか思い知らされる。2020/10/21

ハイちん

21
人間と動物を隔てる最も大きな違いは二足歩行でも脳の大きさでもなく、「交換」を行うことだとしている。交換が交易を生み、交易が分業を生む。交換という経済活動がやがて市場を形成し、異なるアイディアが生殖し繁殖することでイノベーションが起きる。人口や生息域が広がれば広がるほど「交換」によって人類の暮らしは良くなっていく。という感じの理論に基づいた「合理的な楽観論」を提唱している結構いい本なのだが、株価が大暴落した今日は楽観的な気分にはならない。(たぶん30万くらい損した)2018/02/06

はふ

15
多くのメディアのニュースは、コロナウイルスの情報しかり、悲観的な情報が後を立たない。正確なデータを元にした情報ではなく、一般人を煽るために情報を誇大して発信する。確かに、私たちは悲観的なものに対して敏感で、楽観的なものに対しては、特に気に留める事が少ない。しかし、世界は確実に良い方向に広がっていっている事象が多いという事実に目を向けなくてはならない。 私たち人類は、交換と専門化によって今現在まで発展してきた。これからも交換と専門化を止めない限り、繁栄は続いてゆくだろう。2021/02/03

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