ハヤカワ文庫<br> 歴史は「べき乗則」で動く―種の絶滅から戦争までを読み解く複雑系科学

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ハヤカワ文庫
歴史は「べき乗則」で動く―種の絶滅から戦争までを読み解く複雑系科学

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  • サイズ 文庫判/ページ数 387p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784150503581
  • NDC分類 404
  • Cコード C0140

内容説明

混沌たる世界を支配する、究極の物理法則「べき乗則」。それは砂山の雪崩、地震、絶滅などの自然現象だけでなく、株価変動や流行といった社会現象にさえ見出せる。自らの発見を可能にした科学の進歩過程にも現われるこの法則を、人為と偶然の蓄積である「歴史」全般に敷衍したとき、私たちが手にする驚くべき洞察とは…統計物理の基本から壮大な応用可能性までを語りつくす、スリリングな科学読本。

目次

なぜ世界は予期せぬ大激変に見舞われるのか
地震には「前兆」も「周期」もない
地震の規模と頻度の驚くべき関係―べき乗則の発見
べき乗則は自然界にあまねく宿る
最初の地滑りが運命の分かれ道―地震と臨界状態
世界は見た目よりも単純で、細部は重要ではない
防火対策を講じるほど山火事は大きくなる
大量絶滅は特別な出来事ではない
臨界状態へと自己組織化する生物ネットワーク
なぜ金融市場は暴落するのか―人間社会もべき乗則に従う
では、個人の自由意志はどうなるのか
科学は地続きに「進歩」するのではない
「学説ネットワークの雪崩」としての科学革命
「クレオパトラの鼻」が歴史を変えるのか
歴史物理学の可能性

著者等紹介

ブキャナン,マーク[ブキャナン,マーク][Buchanan,Mark]
1961年オハイオ生まれ。物理学で博士号を取得。『ネイチャー』『ニュー・サイエンティスト』の編集者を経て、現在はサイエンスライター

水谷淳[ミズタニジュン]
翻訳家。東京大学理学部卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

若布酒まちゃひこ/びんた

32
複雑系のさわりにはいい本で、簡素なモデルでなにをどう論じるかを丁寧に書いているので、無理なく様々な事象をあつかえ、そこに見られる普遍的な数学的構造をわかりやすく示している。ただ、題名の訳が悪い。ちょっとキャッチーにしすぎて語弊があるような気がしないでもない。2016/04/23

たー

22
この本に書いてあることが正しければ、大地震も微小地震も原因は同じで予測は不可能ということらしい。物理と歴史を結びつける視点は新鮮。2011/07/13

はなよ

21
タイトルから数学に関する本だと思ってたけど、難しい方程式は一度も出ず、科学の歴史と並行してべき乗則を解説していて面白かった。2018/10/30

りょうみや

20
何度か再読本。複雑系関連の本の中で、べき乗則の根本となる臨界状態やフラクタルなどの物理現象と、それから導き出される歴史への思想の両方で優れているし分かりやすい。有名なブラック・スワンと重なるところもある。物理現象だけでなく、人間・社会・歴史について考えるためにも、この分野は避けては通れない。著者の他の複雑系関連本「複雑な世界、単純な法則」と「人は原子、世界は物理法則で動く」の3冊セットがおすすめ。2019/08/04

小木ハム

18
難しい数式は一切出てきません。理解できないことや不安定性は人間のメンタルに大きな影響を与える。そんな中、自然の法則があることを知るのは気休めとはいえ一定の安心感をもたらしてくれる。本書が教えてくれるべき乗則によれば、戦争の死者数が2倍になるごとにその数は約4分の1~2.62分の1になるということである。これは火災の規模、病気の感染規模も同じ。べき乗則がこれほど多くの事象に当て嵌まるなら、人間の好不調の波、スポーツ選手の突発的に見えるスランプも、べき乗則によって起きているのかなと思ったりする。2023/11/08

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