内容説明
革命のいけにえとして民衆の憎悪を一身にうけるようになった王妃アントワネットは、断頭台へと続く運命をたどり始める。しかし、その残酷で長い道のりは、無力で幼い花嫁だった少女が、王妃として、妻として、母として成熟した人間となる旅路でもあったのだ―劇的な人生を送った一人の女性の真実の姿を、英国が誇る歴史作家フレイザーが膨大な資料から浮かび上がらせた、渾身のノンフィクション。豪華なカラー資料つき。
目次
第4部 王妃として母として(上巻より続く)(枢機卿を逮捕せよ!;赤字夫人;難破寸前;嫌われ、さげすまれ、屈辱を受ける)
第5部 オーストリア女(囚われの王妃;大きな希望;真夜中の旅立ち;怒りと暴力;塔)
第6部 カペーの寡婦(不運なプリンセス;アントワネットの首;エピローグ)
著者等紹介
フレイザー,アントニア[フレイザー,アントニア][Fraser,Antonia]
1932年、イギリス生まれ。オックスフォード大学卒。歴史文学者。1969年より歴史を題材にした作品を執筆し始め、『スコットランド女王メアリ』でジェイムズ・テイト・ブラック記念賞、『信仰とテロリズム―1605年火薬陰謀事件』でセント・ルイス・リテラリー・アワードとCWA賞ノンフィクション・ゴールドダガー賞を受賞。1999年に、英国の代表的な勲章であるCBE章(Commander of the British Empire)を受けた。夫は2005年にノーベル賞を受賞した劇作家のハロルド・ピンター氏
野中邦子[ノナカクニコ]
英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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