ハヤカワ文庫
ブラック・ダリアの真実〈上〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 456p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784150503147
  • NDC分類 368.6
  • Cコード C0198

内容説明

1947年1月15日午前10時半、ロスアンジェルスの空き地で一体の他殺死体が発見された。駆けつけた警官や新聞記者は異様な光景に眼を疑う。「何てこった、この女は真っ二つに切断されているぞ!」大規模な捜査にもかかわらず、ついに真相は明らかにされないまま迷宮入り。そして事件は伝説となった。被害者エリザベス・ショートの愛称「ブラック・ダリア」とともに―それから半世紀、事件の真相がここに明らかにされる。

目次

ビルトモア・ホテル
身元不明女性第一号(ジェーン・ドウ・ナンバーワン)
家族の死
墓場からの声
ドクター・ジョージ・ヒル・ホデル・ジュニア(一九〇七~一九九九年)
ジョージとドレーロ
ハリウッド・スキャンダル
流浪の民(ジプシー)
スービック・ベイ
キヨ
ダリアを知る人びと
LAPDと報道機関 共同捜査の行方
LAPDとマスコミ アヴェンジャーからの手紙
“レッド・リップスティック”殺人事件
タマール、ジョー・バレット、そしてダンカン・ホデル
フレッド・セクストン“第二の容疑者”
LAPDの秘密とマルキ・ド・サド
エリザベス・ショート“失踪の一週間”
決定的な関連性 マン・レイの思紋
再訪「フランクリン・ハウス」
腕時計、校正用紙、FBIファイル、声
筆跡分析

著者等紹介

ホデル,スティーヴ[ホデル,スティーヴ][Hodel,Steve]
カリフォルニア州ロスアンジェルスで生まれ育つ。四年間の海軍生活の後で、1963年にロスアンジェルス市警察へ。六年間パトロール警官をつとめた後、ハリウッド署の刑事となり、のちに殺人課へ転ず。1986年に退職するまでに三百件以上の殺人事件を担当し、最高の事件解決率を誇った。退職後はワシントン州ベリンガムに住み、ワシントン、カリフォルニア両州の私立探偵免許を取得。司法関係の調査で大きな成功をおさめている。現在はロスアンジェルス在住

東理夫[ヒガシミチオ]
1941年生、作家・翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Cinejazz

3
1947年1月15日・ロスアンジェルス、被害者エリザベス・ショ-ト23歳。<ブラック・ダリア事件>と称せられた猟奇殺人事件は、20世紀で最も有名な迷宮入り事件となった。 ロサンジェルス市警からハリウッド署殺人課刑事の経歴を持つ著者が、父親の遺品から発見した証拠物件をもとに、当時の事件の真相を語った、極めて衝撃的な告発書。2019/02/07

桜花

2
アメリカで有名な未解決事件「ブラックダリア」の考察本です。 様々な証拠を交えながら考察をしていて妙な説得力を感じます。 まだ上巻しか読んでいないということもあるけれどよくわからなくなってくるし思い込みも感じるような・・・。2017/12/29

Chako@(旧名:かど =^ェ^=)

2
想像してみよう。足繁く利用する書店の新刊コーナーにひときわ読んでくれ!と誘う本があったとする。帯には著名人の言葉で「これ以上の解答、解決はない!」とある。それは自分が生きてる間に、おそらくは解明されないと思っていた未解決事件、例えば三億円事件とかグリコ森永事件の謎を解明してある本だったとしたら…。驚きを隠しもせず、とりあえず試し読みをしながら、眉唾物?と疑心暗鬼になりながらも結局はたとえ分量があっても、人にお金を借りてでも!?買うはずだ。衝撃と驚きと好奇心が満たされる期待とで私達・読書家の☟続く2017/05/03

kasim

1
エルロイを読んでるのかと思うような、まるでフィクションのような息苦しい展開。でも一気読みしてしまった。これを読んでマン・レイが嫌になってしまったんですけど…。

mejiro

1
この本の内容が真相かどうかはわからないが、殺人事件が多発していたことやこの事件が連続殺人事件の一部と考えられていたことなど当時の状況が書かれていて興味深かった。LA警察が真実を語ってくれればいいのにと思う。2013/09/02

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