内容説明
１８歳で父親の大企業を引き継ぎ、巨万の富を手に入れたハワード・ヒューズは、単身ハリウッドにのりこみ、『地獄の天使』『ならず者』など空前のヒットを飛ばす。一方幼い頃からの夢であった航空機事業にも着手し、数々の飛行記録を更新する。欲しいものすべてを自分のものにし、ハリウッド女優たちとのロマンスで世界を沸かせながらも、晩年には孤独な隠遁生活を選んだ天才の謎に満ちた人生を暴く名作ノンフィクション。
目次
第１部 サニー（少年時代）
第２部 カメラと大空と
第３部 世界を駆ける
第４部 そして戦争へ
第５部 華やかな時代
第６部 夢の終り
著者等紹介
キーツ，ジョン［キーツ，ジョン］［Ｋｅａｔｓ，Ｊｏｈｎ］
アメリカの数多くの雑誌で活躍したルポルタージュ・ライター。住宅政策や教育、自動車業界の内幕など社会問題をテーマに数々のノンフィクションを執筆
小鷹信光［コダカノブミツ］
１９３６年生、早稲田大学英文科卒、ミステリ評論家、翻訳家、作家
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感想・レビュー
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Tadashi_N
29
奇行の天才、ギャンブルのセンスも持ち合わせている。まともな固定翼機は作っていない。2018/12/08
ぶぶ
1
ラスベガスのホテル最上階で隠匿生活をしていたという情報で興味が湧き、伝記があれば読んでみたいと思っていましたがどうやら映画化もされているらしく、脚色された内容でないものを読みたいと思い読んでみました(読んだものは文庫版ではないのだが恐らく内容は同じと思う)。序盤から話としては面白いが、実際に彼の会社や映画に関わった人達は大変だったのだろうと思いました。当初知りたかったラスベガスでの隠匿生活から死亡迄があとがきに少し書かれている程度だったのが残念でしたが、他に触れられた本があれば読んでみたいとも思いました。2021/12/17
m_a
0
父の遺産を元手に好き放題事業を展開し、しかも結構な確率で成功を収めている。勿論天才だから出来た話だとしても、しがらみだらけの会社員からすると羨ましい人生。2014/02/16
丰
0
20050228
2兵
0
映画事業、航空機会社、エレクトロニクス事業を手中に収めた天才的な大富豪であり、飛行機の名パイロットでもありながら晩年は殆ど人の前に姿を現さず"生きた伝説"とされたハワード・ヒューズの評伝。なんと原本は彼の存命中に発行されており、プライバシー侵害として訴訟騒ぎもあったとか。なので本書は彼が所有していたTWAの訴訟で幕を閉じており、有名な"ラスベガス乗っ取り事件"までは触れられておらず、尻切れトンボな印象を受ける。訳も正直かなり読みにくい。まあリアルタイムで読んだらもっと面白かったんだろうなあ。2020/09/30
