内容説明
シャボン玉、ビールの泡など身近に溢れる泡と、太陽、星、銀河、宇宙の構造と進化には、実は密接な関係がある。泡は形を変え、スケールを変えて、宇宙のいたるところに現われる。太陽が吹きだすプロミネンス、超新星爆発で放出される巨大なエネルギー、銀河から飛びだす高温ガス、宇宙ジェット―これらはすべて「泡」なのだ。ハイテク天文学の最新成果をふまえ、「泡」の視点から天体の謎を解き明かす独創的な宇宙論。
目次
第１章 地上の泡いろいろ
第２章 膨らむ泡
第３章 太陽から飛びだす泡
第４章 泡に満ちた銀河系
第５章 泡立つ銀河
第６章 進化する宇宙
第７章 宇宙の泡構造
第８章 泡宇宙をどう表現するか
第９章 ハッブル宇宙望遠鏡物語
第１０章 宇宙がはっきり見えてくる―これからの宇宙観測計画
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
hobby no book
2
前半の身近な泡の部分はなかなか興味深く読めたのだけれど、宇宙の観測など後半に向かうにしたがって、しっかりと理解できない感じで読了してしまった。2016/05/31
AR読書記録
2
仕組み・理論のところは相当わかりやすく書いてあるんだろうと思うんだけど、それでもわたしにはﾑﾂｶｼｲ... あと、日進月歩著しい分野だと思うので、今はデータが置き換わってるとか新たな説があるとか、そういうことがあるのかなと気になる。ハッブル望遠鏡についても、飛行（掃除）計画の実行はどうなったんだろうなと調べたところ、今も頑張っておられるようで何より。2015/03/08
