内容説明
大海をさまよう数十メートルの大海蛇、2本の角をもつニューギニアのカメ、18世紀のフランスを恐慌に陥れた“ジェヴォダンの野獣”、ツチノコの近縁にあたるアルプスのタッツェルヴルム、映画にまでなかったアメリカのビッグフット―はるか昔からひとびとの夢とロマンをかきたててきた神出鬼没の不思議な動物たちを追い求め、海に山に、南に北に、著者バルロワは飽くことなく探検旅行をつづける。ミステリ小説のスリルと冒険小説の醍醐味を味わいながら、読者は知らずのうちに未知動物学へのパスポートを手にすることだろう。
目次
10 マンモス―タイガから試験管まで
11 謎のオオネコ
12 ジェヴォダンの野獣対コンピュータ
13 血なまぐさい野獣事件―オーセロワからヴィヴァレへ
14 ツチノコ、タッツェルヴルム…
15 オオカミの群れのなかで
16 イエティ―ヒマラヤのスーパーゴリラ?
17 氷のなかの不思議な死体
18 ビッグフット・ブームのアメリカ
19 輝ける明日を期待して
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ねじまき鳥
4
上巻とは打って変わって陸棲UMA中心の下巻。この本に挙げられた生物のうち、今もUMAであり続けられているのは、いったい何割くらいなんでしょうか。上下巻通じて、UMAの姿が挿絵ではなく写真だったらなおよかったと思いました。2020/08/06
シャル
3
下巻はマンモスからはじまり、狼やその他野獣、イエティやビッグフッドといった猿人類という、より身近な未知の種たちについて書かれている。盲信でも疑惑でもなく、今ある情報からその存在の可能性を探っていく姿勢は真面目な印象を受ける2010/08/10
U-G.Kintoki
2
1巻ほどワクワク感が足りない。とはいえ、ジェヴォーダンの獣に関する考察は面白かった。2010/09/13
にたす
2
ところどころでコラム的に挿入される話に気になるものが多いのに情報が少ないから物足りない印象。2010/03/19
Tomomi Yazaki
1
A級 子供のころから、何回読み返しただろうか・・・