ハヤカワ文庫<br> 地球から宇宙へ

ハヤカワ文庫
地球から宇宙へ

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  • サイズ 文庫判/ページ数 324p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784150500221
  • NDC分類 450.4
  • Cコード C0100

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヴェルナーの日記

107
アシモフのエッセー集の第2巻。本巻は3部構成と別けて17のテーマについて執筆している。相変わらずの博学ぶりに脱帽。中でも自分が1番面白かった記事は『実験室に死す』である。化学者の苦悩を描いいて、例えば弗素。今では歯などにコーディングして物質の強化に使用されているが、弗素自体は猛毒である。あらゆるものに反応してしまい純粋な弗素酸を抽出することは難しい。塩酸や硝酸・硫酸なども危険だが、ガラスには反応しないのでビーカーや試験管には収納できる。しかし弗素酸はガラスでさえ反応を引き起こし溶かしてしまう。2016/05/21

鐵太郎

18
そうか、この本に書いてあったのか。ハワイ諸島が(条件によっては)世界一高い山であると書いてあったのは。そんなこんな、ちょっと視点を変えてみた世界のあれこれや、魅惑的な数式、unionizedの発音とmoleの意味をどう語るかで化学者とその他の区別ができるとか、ある意味ひねたアシモフの趣味丸出しの楽しい科学エッセイ、第二弾。寝る前に布団の中で読んではいけません。眠れなくなります。下手すると、完読するまで本を手放せません。危険な本です。(笑)2019/09/04

roughfractus02

11
『空想自然科学入門』では生物学、化学、物理学、天文学の4部から成り、生命の定義、新元素の見分け方、間違いだらけの古代ギリシャ科学で残った振動数、存在するが観察できないニュートリノ等、科学が基準を変えれば結果も変わる解釈の技法である点が強調された。本書も同様に測る地点如何で変わる世界一高い山や大陸と島を分ける基準、ケプラーやニュートンの登場による宇宙の測り方の変容を中心に、仮説の連なりとしての科学と現代も生き延びる科学的仮説の特徴を、化学者を見分ける発音のような日常の区別を交えたウィットある語りで紹介する。2023/08/19

KAN

2
高校時代に読んだ思い出が一気に蘇った。どのテーマもウィットに富んだ書き起こしで難しいイメージの化学・宇宙・素粒子を扱う話にすっと入って行ける文章はいまでも科学に親しみを読者に与えてくれると思う。 ここから自分の科学好き、宇宙好きが形成されてきたと思う。21世紀に入って素粒子・物理学だどれだけ発展してきたかも確認できた。2015/12/31

広中錫

2
+7 FROM EARTH TO HEAVEN by Issac Asimov 1963 ブラックホールという言葉はまだなかったのか。ビッグバンは既に有ったのに使ってない。2015/11/20

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