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ハヤカワ文庫
メディチ家の暗号

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  • サイズ 文庫判/ページ数 438p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784150411992
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

メディチ家礼拝堂に眠るミイラの内部から小さな石板状の物体が発見された。古病理学者イーディーの叔父はその石板を調査中、何者かに殺されてしまうが、死の間際にメッセージを遺していた。石板には詩のような暗号が刻まれていたというのだ。仲間とともにそれを解読したイーディーだが、その先にはさらに二重三重の謎が待ち受けていた。暗号によって護られ続けたメディチ家の驚くべき遺産とは?注目の知的サスペンス。

著者等紹介

ホワイト,マイケル[ホワイト,マイケル][White,Michael]
雑誌『GQ』イギリス版の科学担当編集者、『サンデー・エクスプレス』紙のコラムニスト、ディスカバリーチャンネルの科学番組のコンサルタントとして活躍する。また、プロのミュージシャンとしても活動し、イギリスのバンド、トンプソン・ツインズのメンバーでもあった。ノンフィクションを数多く発表し、『五つの星が列なる時』(早川書房刊)で小説デビューも果たす

横山啓明[ヨコヤマヒロアキ]
1956年生、早稲田大学第一文学部演劇学科卒、英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

なつき

5
再読。15世紀と現代の同時進行ミステリー。コジモ・デ・メディチの冒険と現代のメディチ家の墓所を調べる歴史学者たち。題材は好みですが、キャラクターが映画的キャラ造形で、イマイチ深みがなく感じる。展開も大忙しで読むのにやや疲れました。2014/06/02

ひなた

2
★3 歴史ミステリというよりアクションのないインディジョーンズ?コジモ・デ・メディチを題材にする必要性を感じないが、実際には殆ど遠方に出かけることのなかったコジモを本の中だけでも旅をさせてあげられてよかったか。冒頭のフィレンツェの大洪水は実際に起こったもの。フィレンツェの祭りで鳥の仕掛け花火で山車の花火に点火するものがある。これを失敗した年は災厄に見舞われると言われており、実際に失敗したのがこの洪水の起こった年だったそうだ。そのため花火師さんは毎年万全を期して花火製作に取り掛かるのだと聞いたのを思い出した2015/06/29

海月

2
完全にタイトル買いだったのだが、期待した方向性とは違った。歴史探求系ミステリとして読むには、史実の曲解と脚色が強過ぎるかと思うが、フィクションとしてならいかにもハリウッド映画的で展開は安定感があると言える。2013/05/11

ユーディット

1
歴史ベースのミステリー。ダ・ヴィンチコード系。この手の本は疲れた時とか電車で読むけど、これは迫力に欠けた。どうせならもっとやりたい放題やってくれる方が面白い。フィレンツェ、ヴェネツィアのルネッサンス初期と現在が交錯する。コンテッシーナ・デ・メディチが女剣士で超活躍ってのは驚いたけど、コジモ・デ・メディチが主人公なのが地味だしジョルダーノ・ブルーノなんか出てくる意味があるのかって位印象が薄い。本当は恐ろしく印象的な人と思うんだけど、、。ヴィヴァルディも取って付けたみたい。イタリア語的には納得いかない点は当然2012/03/04

旅猫

1
目にした前評判が芳しくなかったので、逆に愉しめたかも。フィレンツェとヴェネツィアの描写に旅情を誘われましたしね。個人的に驚いたのは、イーディがロベルトを選んだことでしょうか・・・あ、ジェフじゃないんだ、って。2011/10/13

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