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ハヤカワ文庫
テンプル騎士団の古文書〈下〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 322p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784150411916
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

美術館襲撃と連続殺人事件の捜査をFBIが進める中、テスは美術館襲撃の首謀者によって囚われの身となった。首謀者は意外な人物で、テンプル騎士団の秘宝を記した古文書を解読するため、暗号機を奪ったのだった。からくも逃げ延びたテスは、FBI特別捜査官とともに秘宝を追ってトルコに向かう。だが、美術館襲撃の首謀者と巨大な勢力が追ってきた!中世と現代を結ぶ大いなる謎。知的興奮を呼び起こす冒険サスペンス巨篇。

著者等紹介

クーリー,レイモンド[クーリー,レイモンド][Khoury,Raymond]
1960年レバノン生まれ。ベイルートのアメリカ大学で建築学を学ぶ。大学卒業の数週間後、レバノン戦争が勃発したため国外脱出し、ロンドンで建築関係の仕事に就いた後、フランスのビジネス・スクールでMBA(経営学修士号)を取得した。その後、ロンドンの投資銀行で働くが三年で退職、映画産業に投資している銀行家と知り合ったことから脚本家としての道に進み、テレビや映画のプロデュースにも携わる。『テンプル騎士団の古文書』は彼のデビュー作だが、1996年に完成していた映画の脚本をエージェントの勧めで小説に書き直したもので、2005年に出版して大きな話題を巻き起こし、アメリカのNBCテレビでミニシリーズ化される

澁谷正子[シブヤマサコ]
1957年生、早稲田大学第一文学部卒、英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

GaGa

41
もっと小難しい内容かと思っていたら、完全なエンターテイメント作品だった。それもそのはずで、作者は映画のプロデューサーや脚本を担当していたとのこと。派手な強奪劇から始まり、終わりまでノンストップで駆け巡る早い展開も頷ける。ただ時折挿入される14世紀のテンプル騎士団の模様は哀愁を感じさせてくれる。ただ少しばかり忙しすぎたかなあ。でも純粋に楽しめたので、次の作品もいつか読む。2011/12/20

absinthe

34
登場人物はエゴ丸出し。じゃじゃ馬女と必死にフォローする男の図。 ラストは途中までそれなりに迫力があるのだが、最後がうーん。それでいいの?まぁ、続編も読んでみようかなとは思わせるが。

RIN

10
上巻でほとんど話終わったんじゃ?下巻はどうする?と思いながら読み始めたが、大いに杞憂だった。映画的にさら~っと進む上巻より下巻は「宗教の根源とは?」「信仰の本質とは?」といった話にも触れていてなかなか興味深い話になっていた。それにしても。テスはなあ。学者の野心は理解できるが、倫理観や道徳観の折り合いをつけなきゃ!と苛々する場面多し。ライリーはFBI捜査官のくせにお人よし過ぎだし。続篇があるらしいので、読んでみるつもり。2012/04/15

對馬 正晃

6
追いつ追われつという話でもないし、タイムリミットもないので、ちょっとダレっとしてしまいましたね。緊迫感の無さは、主人公の身勝手ぶりが著しいせいでしょうか…。功名心に走ったかと思えば、男のことを思い出して悔やんだり(苦笑)次作も同じ主人公だったら、ちょっとどうかなぁ…。2014/04/19

noémi

5
どうしてこんな単純な人ばかり?熱烈なカトリック信者だったのに、神父に堕胎は「万死に値する」といわれ妻と子を同時に失い無神論者兼殺人鬼と成り果てた大学教授。偉大な発見欲にとりつかれた女考古学者。権力欲にとりつかれたヴァチカンの聖職者。臆病なFBI捜査官。みんな猪突猛進ばかりして、迂回するとか一度引くとかいうことができない方たちばかり。みんなさ、もう一度立ち止まって冷静に考えてみようよ!融通無碍を得意とするホトケとカミが奇妙に混在する日本に生まれてよかった。で結局、古文書には何か書いてあったかわからずじまい。2012/07/11

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